三櫻工業【6584】 プライム(内国株式)

自動車部品(二重巻鋼管などのチューブ応用加工製品)、電器部品、製造設備の製造・販売、ソフトウェア開発・保守運用。

三櫻工業【6584】 プライム(内国株式)

自動車部品(二重巻鋼管などのチューブ応用加工製品)、電器部品、製造設備の製造・販売、ソフトウェア開発・保守運用。

事業内容

三櫻工業株式会社(以下、同社)とそのグループ企業は、自動車部品、電器部品の製造・販売、およびこれらの製造に必要な設備の提供を主な事業としています。同社グループは、三櫻工業を含む子会社30社と関連会社2社で構成されており、スチールチューブをはじめとする各種チューブの応用加工製品が主要な製品です。

日本国内では、同社が自動車部品の製造・販売を行い、フルトンプロダクツ工業株式会社を含む関係会社2社がこれを支えています。また、同社は内部製作の自動車部品製造設備をこれら関係会社に販売し、株式会社サンオーコミュニケーションズにはソフトウェア開発及びその保守・運用を委託しています。

北米では、サンオー アメリカ インコーポレーテッドを含む関係会社3社が自動車部品の製造・販売を手掛けています。欧州では、サンオー UK マニュファクチュアリング リミテッド、ガイガー オートモーティブ GmbHを含む関係会社7社が同様の事業を展開しています。

中国市場においては、広州三櫻制管有限公司を含む関係会社6社が自動車部品の製造・販売を行い、上海三櫻機械製造有限公司が製造設備の販売を担当しています。アジアでは、エイブル サンオー インダストリーズ(1996)CO., LTD.を含む関係会社3社がタイで、サンオー インディア プライベート リミテッドがインドで自動車部品と電器部品の製造・販売を行っています。

これらの事業展開を通じて、同社グループはグローバルな自動車産業において重要な役割を果たしています。

経営方針

三櫻工業株式会社(以下、同社)は、自動車部品メーカーとして、長年にわたり業界の成長と共に歩んできました。しかし、自動車市場の変化、特にCASE革命や環境負荷低減への要請の高まりに伴い、同社は大きな転換期を迎えています。これに対応するため、同社は2021年5月に、2021年度から2030年度にかけての中期経営方針を策定しました。この方針では、既存事業の深化、サーマル・ソリューション事業の拡大、そして次世代コア事業の創出を3つの主要な柱として掲げています。

既存事業の深化では、自動車市場における高収益・高品質基盤の確立を目指しています。サーマル・ソリューション事業の拡大においては、環境負荷低減に貢献する世界のトッププレーヤーを目指し、次世代コア事業の創出では、自動車事業に囚われない新事業の創出を目標としています。

同社は、これらの戦略を実行することで、不確実性とリスクの高いアフターコロナの世界においても、新たな機会と社会のニーズに応え、さらなる成長を実現させることを目指しています。また、同社は、技術力と品質保証力、リーダーシップとチームワークを持って、安全要求の厳しい重要保安製品を提供し続けてきた実績を強みとしています。これらの強みを活かし、大きな事業変革に果敢にチャレンジし、新しい世界における成長を目指しています。