中北製作所【6496】 スタンダード(内国株式)

船舶用や発電プラント用の自動調節弁、バタフライ弁、遠隔操作装置の製造・販売を行う企業。

中北製作所【6496】 スタンダード(内国株式)

船舶用や発電プラント用の自動調節弁、バタフライ弁、遠隔操作装置の製造・販売を行う企業。

事業内容

中北製作所は、主に船舶用や発電プラント用の自動調節弁、バタフライ弁、遠隔操作装置の製造と販売を行っています。同社は、非連結子会社2社と協力企業とともに事業を展開しており、バルブ及び遠隔操作装置製造・販売事業の単一セグメントで活動しています。

同社の製品ラインナップには、自力式調整弁、他力式調節弁、遠隔操作弁、シリンダー弁、安全弁、空気式自動制御機器、空気式弁操作アクチェータ、原子力プラント用バルブ、過熱蒸気減圧減温装置、その他各種自動制御用特殊弁及び調節機器があります。これらの製品は、自動調節弁のカテゴリーに属し、販売構成比は42.6%を占めています。

また、バタフライ弁の製品には、手動バタフライ弁、遠隔操作バタフライ弁、超低温用(LNG用)バタフライ弁が含まれ、販売構成比は31.5%です。さらに、遠隔操作装置としては、舶用荷役及びバラスト遠隔操作装置、舶用遠隔液面指示警報装置があり、これらは25.9%の販売構成比を持っています。

中北製作所は、これらの製品を通じて、船舶や発電プラントの効率的な運用を支援し、産業界における重要な役割を果たしています。

経営方針

中北製作所は、長年にわたり船舶用バルブや各種プラント向けバルブの製造に携わり、豊富な技術とノウハウを蓄積してきました。同社は「進取発展」の社是のもと、新技術の研鑽と合理的なものづくりを追求し、流体制御の総合メーカーとしての地位を確立することを目指しています。これにより、時代の要求を先取りする企業体質の構築に注力しています。

中北製作所は、経営環境の変化に対応しつつ、財務の健全性と収益性の向上を図ることを重視しています。生産性向上と原価低減を継続的に追求し、売上高営業利益率の向上を目指しています。特に、多品種少量生産の特性を活かし、顧客の仕様に応じた製品を提供しながら、売上拡大と利益率改善に取り組んでいます。

同社は、M&Aや協業を通じた攻めの投資促進と海外展開の強化を図っています。また、顧客関係管理を活用した提案型営業活動や国内外のアフターサービス体制の強化にも注力しています。さらに、脱炭素に寄与する製品開発やデータを活用した新たなビジネスモデルの創出を推進しています。

デジタルトランスフォーメーション(DX)やマスカスタマイゼーション生産体制の構築を通じて生産性向上を図り、多様な人材の確保と育成、技能伝承にも力を入れています。これらの取り組みにより、中北製作所は企業体質の強化を目指し、持続可能な成長を追求しています。