事業内容
NFKホールディングス及びそのグループ企業は、純粋持株会社であるNFKホールディングスを中心に、連結子会社1社と持分法適用関連会社3社から構成されています。同社は、経営戦略の立案や事業子会社への経営指導を行っており、子会社は工業炉燃焼装置関連及びそれに付帯する事業を手掛けています。
具体的には、環境装置石油化学部門では、産業廃棄物焼却や脱臭無害化装置、各種熱交換機、圧力容器、冷却器、集塵器などの製造販売を行っています。また、工業炉部門では、アルミ熱処理炉や各種熱処理炉、焼成炉、加熱炉、硝子加工炉、雰囲気炉などの提供をしています。
ボイラ用機器部門では、ボイラ用低NOxバーナや省エネルギー装置、各種大・中型ボイラ用バーナの製造販売を行い、工業炉用機器部門では、各種工業炉用バーナや低NOxバーナ、省エネルギー機器の製造を担当しています。
産業機械用機器部門では、ロータリーキルン用バーナ、シャフトキルン用バーナ、石灰バーナ、石油コークスバーナ、噴霧ユニット設備、カルサイナー燃焼装置などの製造販売を行っており、メンテナンスサービス部門では、各種燃焼設備の整備、工事、メンテナンスサービスを提供しています。
部品部門では、各種バーナ用付帯部品の提供を行い、HRS部門では、鉄鋼、鋳鍛鋼産業向け蓄熱型バーナシステムや自動車、非鉄金属産業向け蓄熱型バーナシステムの提供を行っています。
その他の事業としては、主に連結子会社の管理等の業務を行っています。これらの事業を通じて、NFKホールディングスグループは、工業炉燃焼装置関連の分野で幅広い製品とサービスを提供しています。
経営方針
NFKホールディングスは、そのグループ企業と共に、燃焼技術を核とした事業展開を行っています。同社は、2030年に向けたサスティナブルグロウスを目指し、事業基盤の強化、強固な経営基盤の構築、そして環境・社会・ガバナンス(ESG)を重視した経営を三つの基本方針として掲げています。
事業基盤の強化に関しては、顧客との協創による技術革新、協力会社とのアライアンス体制構築、事業ポートフォリオの拡大、グループ事業領域の再定義、研究開発機能の強化、海外事業の拡大、そして西日本地区体制の強化を推進しています。
成長戦略を支える経営基盤の構築では、本社機能の刷新、IT化による業務効率の向上、ダイバーシティを取り入れた組織づくり、働き方改革・職場の活性化を進めています。
また、ESGを重視した経営では、低燃費・低環境負荷の技術をグローバルに提供し、地球環境保全と循環型社会の実現に貢献すること、コーポレート・ガバナンス体制の強化、新人事制度の導入を通じて社会的信用の向上を目指しています。
これらの戦略は、不透明な経済環境の中で、NFKホールディングスが持続可能な成長を達成し、ステークホルダーの繁栄に貢献するためのものです。同社は、これらの基本方針に基づき、地球環境保全と循環型社会の実現に向けた努力を続けています。