事業内容
前澤給装工業及びその連結子会社3社は、給水装置事業、住宅・建築設備事業、商品販売事業を主要な業務としています。給水装置事業では、道路に布設された配水管から家屋等の敷地内に上水道を引き込むための水道用給水装置(サドル付分水栓、止水栓、各種継手類など)の製造、販売を行っています。住宅・建築設備事業では、屋内での上水道使用を目的とした給水・給湯配管部材、床暖房部材、およびこれらをユニット化した配管システムなどの製造、販売、さらには住環境部材の開発、設計、製造、販売を手掛けています。商品販売事業は、主に給水装置事業、住宅・建築設備事業に関連する仕入商品の販売を行っています。2023年4月1日には、前澤リビング・ソリューションズ株式会社を吸収合併し、事業体制を強化しています。これらの事業を通じて、前澤給装工業グループは、水道インフラから住宅・建築設備に至るまで、幅広い製品とサービスを提供しています。
経営方針
前澤給装工業は、給水装置事業と住宅・建築設備事業を中心に展開しており、2022年度から2024年度を対象とした中期経営計画2024を策定しています。この計画では、「安全な水の安定供給」と「快適な住空間」を支える企業として、将来にわたりすべての人々が安心して暮らせる社会の実現に貢献し、広く社会から必要とされる存在であり続けることを目指しています。具体的な数値目標として、売上高305億円、営業利益26億円、ROE5%以上の達成を掲げています。
同社は、給水装置事業においては、老朽管取替に付帯する需要を確実なものとし、機能性の高い製品の技術開発を進めることで新たな付加価値を創出する方針です。また、耐震化製品の充実と品質管理の徹底を通じて、災害時における強靭な水道機能の維持に応えることを目指しています。
住宅・建築設備事業では、建築設備分野(非住宅)の実績を高め、新たな柱・収益源として事業育成を強化しています。2023年4月1日には、前澤リビング・ソリューションズ株式会社を吸収合併し、事業体制を強化。新たなチャネルへの販売を含め、営業活動の効率化を推進し、シナジーを最大化させる方針です。
さらに、既存事業の強みと機会を活かし、周辺領域で新たな成長ドライバーを創出することを目指しています。これらの施策を通じて、前澤給装工業は持続可能な成長を目指しています。