KVK【6484】 スタンダード(内国株式)

給水栓、給排水金具、継手、配管部材の製造・加工・販売、中国での単独水栓製造・供給、フィリピンでの部品組付加工。

KVK【6484】 スタンダード(内国株式)

給水栓、給排水金具、継手、配管部材の製造・加工・販売、中国での単独水栓製造・供給、フィリピンでの部品組付加工。

事業内容

KVKは、自社および子会社2社で構成される企業グループであり、給水栓、給排水金具、継手、配管部材の製造、加工、仕入れ、販売を主な事業内容としています。このグループは、日本国内での事業活動に加え、国際的な生産・供給体制を整えています。

KVKは、日本において給水栓や給排水金具などの製造から販売までを手掛けています。一方、子会社である大連北村閥門有限公司は、中国で単独水栓の製造を主に行い、その大部分をKVKへ供給しています。また、中国国内での販売も行っており、組立時にはKVKから供給される部品のほか、中国国内で調達した部品も使用しています。

さらに、2016年に設立されたKVK PHILIPPINES, INC.は、2017年6月から生産を開始し、KVKから調達した部品を用いた組付加工を行い、製品をKVKへ供給しています。これにより、KVKグループは、日本、中国、フィリピンを結ぶ広範な生産・供給ネットワークを構築しており、グローバルな事業展開を図っています。

このように、KVKとそのグループ会社は、給水栓や給排水金具などの製造から販売に至るまで、幅広い事業活動を展開しており、国内外での需要に応える体制を整えています。

経営方針

KVKは、給水栓や給排水金具などの製造から販売までを手掛ける企業グループであり、日本、中国、フィリピンにおける広範な生産・供給ネットワークを通じてグローバルな事業展開を図っています。同社は、顧客満足度の向上を目指し、使いやすく心地よい水まわり商品を提供することで、環境にやさしく快適な水まわり環境の実現と人々の生活の豊かさに貢献することを基本理念としています。

2024年3月期を初年度とする3年間の中期経営計画のもと、同社は販売基盤の強化、生産基盤の強化、そしてサステナビリティ視点での経営基盤の強化に取り組んでいます。具体的には、既存商流の売上基盤の維持・強化、中高級品の販路拡充、海外市場の新規拡大と既存顧客の深耕、高効率な生産体制によるコスト競争力の強化、DX推進による生産性向上などが挙げられます。

また、環境配慮型商品の開発、多様な人財の活躍支援、温室効果ガス排出の削減とリサイクルの推進、地域社会への参画と貢献、透明性・健全性の高い経営体制の構築など、サステナビリティを重視した経営基盤の強化にも注力しています。

経営上の目標としては、ROE10%を目指し、売上高31,000百万円、営業利益2,500百万円を目標に掲げています。国内市場の縮小傾向に対しては、住宅リフォーム需要の堅調さを背景に、地域に密着した営業と多様なニーズに応える商品・サービスの提供を通じて、市場の変化に対応していく方針です。

KVKは、これらの戦略を通じて、持続可能な成長を目指し、ステークホルダーからの信頼と期待に応える企業価値の向上に努めています。