新晃工業【6458】 プライム(内国株式)

空調機器の製造販売、空調工事請負、建築用資材の製造販売、空調用・消火設備の設計施工、氷蓄熱装置・冷却塔の販売、建物設備管理と清掃を手掛ける。

新晃工業【6458】 プライム(内国株式)

空調機器の製造販売、空調工事請負、建築用資材の製造販売、空調用・消火設備の設計施工、氷蓄熱装置・冷却塔の販売、建物設備管理と清掃を手掛ける。

事業内容

新晃工業およびそのグループ企業は、空調機器の製造販売、関連工事、ビル管理などの事業を展開しています。同社グループは、新晃工業を含む連結子会社6社、持分法適用非連結子会社1社、持分法適用関連会社3社で構成されており、それぞれが特定の事業領域において活動しています。

日本国内において、新晃工業は空調機器の製作、販売、空調工事の請負施工、建築用資材の製造販売を手掛けています。新晃アトモス株式会社は、空調用設備及び消火設備の設計、施工、関連機器の販売、保守点検、整備を行っており、日本ビー・エー・シー株式会社は氷蓄熱装置、冷却塔等の販売を、千代田ビル管財株式会社は建物設備全般の総合管理及び各種清掃サービスを提供しています。

アジア地域では、上海新晃空調設備股份有限公司が中国市場における空調機器の製作、販売を担当しています。これらの事業活動を通じて、新晃工業グループは空調機器製造販売事業およびビル管理事業において、幅広いサービスを提供していることがわかります。

経営方針

新晃工業は、豊かな創造力と誇れる品質を経営理念に掲げ、顧客や社会、社員に対して信頼と満足を提供することを基本方針としています。同社は、業務用空調機器を中心に、建物に関わる各種事業への業容拡大を目指しており、快適環境の創造を事業領域と定義しています。

中期経営計画では、2021年度から始まる4年間で、連結売上高520億円、連結営業利益75億円を目標に掲げています。この目標達成に向けて、新晃工業はデジタル化を推進するSIMAプロジェクトを軸に、製販体制の革新を進めています。具体的には、AHU設計業務の3DCAD化やBOM化を進め、労働集約型の事業からの脱却を目指しています。また、製品組立工程にライン生産方式を部分的に導入し、セル生産方式と併用することで、生産効率の向上を図っています。

重点取組項目としては、AHU強化と5つの重点ターゲット(大型ビル空調、産業空調、データセンター、更新案件、個別空調)に対する販売戦略の立案、個別空調・HP-AHUの強化、工事事業の強化、中国事業の強化、技術深耕・品質向上などが挙げられます。これらの取り組みを通じて、同社は基盤事業の競争優位を維持・向上させ、持続的な成長を目指しています。

また、ESG経営の推進やSDGsへの貢献も重視しており、生産工程での環境負荷低減や省エネルギー製品の開発、ワーク・ライフ・バランスの実現など、社会的責任を果たす企業活動を展開しています。これらの戦略的取り組みは、新晃工業が直面する事業環境の変化に対応し、将来にわたって成長を続けるための基盤を築くことを目的としています。