事業内容
ブラザー工業は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主な事業には、プリンティング・アンド・ソリューションズ事業、マシナリー事業、ドミノ事業、ニッセイ事業、パーソナル・アンド・ホーム事業、ネットワーク・アンド・コンテンツ事業、その他事業が含まれます。
プリンティング・アンド・ソリューションズ事業では、プリンター、複合機、ラベルプリンター、ラベルライター、スキャナーの製造・販売を行っています。マシナリー事業では、工作機械、工業用ミシン、ガーメントプリンターの製造・販売を手がけています。
ドミノ事業は、産業用プリンティング機器の製造・販売を行っており、ニッセイ事業では、減速機や歯車の製造・販売及び不動産の賃貸を展開しています。パーソナル・アンド・ホーム事業では、家庭用ミシンの製造・販売を行っています。
ネットワーク・アンド・コンテンツ事業では、業務用カラオケ機器の製造・販売・賃貸、コンテンツサービスの提供及びカラオケ店舗の運営を手掛けています。その他事業では、上記以外の製品の製造・販売及び不動産の販売・賃貸を行っています。
これらの事業を通じて、ブラザー工業は幅広い製品とサービスを提供し、多様なニーズに応えています。
経営方針
ブラザー工業は、その長い歴史を通じて、時代や環境の変化に合わせて自らを変革し、顧客のニーズに応え続けてきました。同社は、2030年に向けた新たなグループビジョン「At your side 2030」を策定し、持続可能な成長を目指しています。このビジョンでは、顧客にどのような価値を提供していくかを考え、ブラザーの存在意義を再定義しました。具体的には、「世界中の“あなた”の生産性と創造性をすぐそばで支え、社会の発展と地球の未来に貢献する」という姿勢を明確にしています。
成長戦略として、ブラザー工業は、多様な独自技術とグローバルネットワークを強みに、お客様の成功へのボトルネックを見つけ解消することを目指しています。また、産業用領域とプリンティング領域を2030年までの注力領域と位置づけ、これらの領域での飛躍と変容を通じて事業ポートフォリオを変革し、成長を続ける計画です。
中期戦略「CS B2024」では、産業用領域の飛躍やプリンティング領域の変容など、事業ポートフォリオの変革と持続可能な未来に向けた経営基盤の変革を目指しています。この戦略には、環境への取り組みやDXの推進など、未来に向けた先行投資が含まれており、総額1,500億円の投資枠が設定されています。
ブラザー工業は、これらの戦略を通じて、社会の発展と地球の未来に貢献し、長期的かつ継続的な企業価値の向上を目指しています。