塩水港精糖【2112】 スタンダード(内国株式)

砂糖製品とバイオ製品の製造・販売、ニューESRビルの一部賃貸を事業とする。

塩水港精糖【2112】 スタンダード(内国株式)

砂糖製品とバイオ製品の製造・販売、ニューESRビルの一部賃貸を事業とする。

事業内容

塩水港精糖は、砂糖事業とバイオ事業を主軸に展開している企業であり、子会社2社及び関連会社4社を含むグループ構成を有しています。砂糖事業では、塩水港精糖が製造を太平洋製糖株式会社、関西製糖株式会社、株式会社ナルミヤに委託し、その製品は主に株式会社パールエースが販売しています。このセグメントでは、砂糖製品の製造から販売までをカバーしており、食品業界を中心に幅広い市場へ供給しています。

一方、バイオ事業では、バイオ製品の製造を関西製糖株式会社に委託し、これも株式会社パールエースが販売を担当しています。この事業セグメントは、バイオテクノロジーを活用した製品の開発と販売に注力しており、環境や健康に配慮した製品提供を目指しています。

さらに、塩水港精糖はその他の事業として、所有するニューESRビル(東京都中央区日本橋堀留町二丁目9番6号)の一部を第三者へ賃貸しています。この活動を通じて、不動産賃貸業からも収益を得ており、事業の多角化を図っています。

以上のように、塩水港精糖は砂糖とバイオ製品の製造・販売に加え、不動産賃貸という異なるセグメントを持つ企業グループです。これらの事業を通じて、多様なニーズに応える製品とサービスを提供し、持続可能な成長を目指しています。

経営方針

塩水港精糖は、砂糖事業とバイオ事業を軸に、将来の収益基盤の強化を目指しています。同社は、砂糖を生活必需品と位置づけ、安定供給の継続を重視しています。また、「おなかにやさしい会社」として、健康に貢献する商品の提供を目標に掲げています。この目標達成のため、同社は三つの重点戦略を推進しています。

第一に、事業基盤の強化を図ります。「選択と集中、挑戦」をキーワードに、収益基盤の拡大と成長戦略への取り組みを通じて、企業集団としての存在感を高める変革を目指しています。

第二に、新商品開発の推進です。砂糖事業とバイオ事業において、新商品や新技術の開発に積極的に経営資源を投入し、品質改善や新たな付加価値製品の創出に努めています。これにより、次世代を担うブランドや商品の開発・育成に取り組んでいます。

第三に、グループ経営資源の積極的な活用による競争力強化を目指しています。グループの経営資源を最大限に活用し、多面的な事業モデルの構築と競争力の強化に取り組んでいます。また、ガバナンス機能の強化、コンプライアンスや環境問題への対応、人材育成と適材適所への配置、部門間の連携強化を通じて、組織の活性化と具体的課題への取り組みを進めています。

これらの戦略を通じて、塩水港精糖は、厳しい経営環境の中でも、安定した成長を目指し、社会に貢献できる企業を目指しています。