事業内容
ジャノメは、家庭用機器事業を中心に、産業機器事業、IT関連事業、およびその他事業を展開しています。各セグメントは、同社の主要な収益源となっており、特に家庭用機器事業では、家庭用ミシンや刺しゅう機、関連ソフトウェアの開発・製造・販売を行っています。これらの製品は、ジャノメ自身およびジャノメ台湾、ジャノメタイランドが製造し、ジャノメアメリカ、ジャノメUK、ジャノメオーストラリアなどの子会社を通じて世界中で販売されています。
産業機器事業では、エレクトロプレス(サーボプレス)、卓上ロボットなどの産業用機器の開発・製造・販売を手掛けており、ジャノメダイカストおよびジャノメダイカストタイランドはダイカスト鋳造品の製造・販売を行っています。
IT関連事業においては、ジャノメクレディアがITソフトウェアや情報処理サービスを提供しており、この分野でも同社は事業の多角化を図っています。
その他事業としては、不動産賃貸業を展開しており、これにより同社は安定した収益基盤の一部を形成しています。
ジャノメはこれらの事業を通じて、幅広い製品とサービスを提供し、多様な顧客ニーズに応えています。
経営方針
ジャノメは、中期経営計画「Reborn 2024」を推進しており、その中で営業利益率10.4%、自己資本純利益率(ROE)10%以上を目標としています。この計画では、サステナブルな製品供給の推進、サプライチェーンの強化、重要市場への積極的な進出を掲げています。特に、家庭用機器事業では、北米、欧州、大洋州を重要市場と位置付け、高付加価値製品の売上拡大を図っています。また、産業機器事業では、ロボットやエレクトロプレス(サーボプレス)などの産業用機器の開発・製造・販売に注力し、技術力と開発力の強化を進めています。
IT関連事業では、ジャノメクレディアを通じて、システム構築・管理などのサービスを提供し、DX化の波に対応しています。これらの事業を通じて、ジャノメは持続可能な成長を目指し、社会的課題の解決と自らの持続的成長の実現を目指しています。
サステナビリティとガバナンス経営の推進も重要な戦略の一つであり、ESGの視点に立った事業活動を通じて、SDGsの目標達成に貢献しています。サステナビリティ推進委員会を設置し、社外取締役の客観的視点から活発な議論を促しています。
ジャノメは、これらの戦略を基に、品質の向上、生産効率の向上、研究・開発体制及び販売・サービス体制の強化を行い、外部環境の変化に対応した強固な収益体質の構築を目指しています。