JUKI【6440】 プライム(内国株式)

工業用ミシン、家庭用ミシン、マウンタ、受託加工製品・部品の製造販売を手掛ける。

JUKI【6440】 プライム(内国株式)

工業用ミシン、家庭用ミシン、マウンタ、受託加工製品・部品の製造販売を手掛ける。

事業内容

JUKI株式会社は、縫製機器&システム事業と産業機器&システム事業を主軸に展開しているグローバル企業です。同社は、子会社33社及び関連会社5社を含む企業グループを形成しており、工業用ミシン、家庭用ミシン、マウンタ、受託加工製品・部品の製造販売を行っています。

縫製機器&システム事業では、工業用ミシンと家庭用ミシンを提供しており、JUKI (HONG KONG) LTD.、JUKI AMERICA, INC.、JUKI SINGAPORE PTE. LTD.など、世界各地に拠点を持つ子会社を通じて、幅広い市場に製品を供給しています。

産業機器&システム事業においては、マウンタや検査機、印刷機などの産業装置事業を展開し、受託加工製品・部品の製造販売も手掛けています。このセグメントでは、JUKIオートメーションシステムズ㈱やJUKI AUTOMATION SYSTEMS INC.など、特化した技術とサービスを提供する子会社が活動しています。

さらに、不動産管理及びその他サービスというカテゴリーも存在し、JUKIプロサーブ㈱やJUKI家庭製品お客様センター㈱などが、グループ内でサポート機能を担っています。

JUKI株式会社グループは、縫製機器から産業機器に至るまで、多岐にわたる製品とサービスを提供することで、世界中の様々な顧客ニーズに応えています。その事業展開は、グローバルな視点での技術革新と市場への適応を図りながら、持続可能な成長を目指しています。

経営方針

JUKI株式会社は、縫製機器&システム事業と産業機器&システム事業を軸に、グローバル市場での事業展開を進めています。同社は、総合品質経営の推進、革新的で活気のある組織の構築、国際社会に適合する経営を行うことを経営基本方針として掲げており、これらを通じてステークホルダーの信頼と期待に応えることを目指しています。

中期経営計画において、JUKIは2025年度の売上高目標を1,412億円、経常利益を58億円と設定しています。これを達成するために、事業ポートフォリオの最適化、収益基盤の強化、固定費の見直し、高付加価値分野への事業拡大などを推進しています。また、財務目標として自己資本比率30%以上、Net D/Eレシオ1.5以下、ROE10%以上、ROIC4.0%以上を掲げ、資本効率性の高い安定した財務基盤の構築を目指しています。

同社は、技術革新や市場・顧客の変化に対応した新しいビジネスモデルや経営基盤の構築を重視しており、長期ビジョンとして「21世紀を生き抜くグローバルでイノベーティブなモノ-コトづくり企業」を掲げています。2025年ビジョンでは、「感動」と「安心」を提供するソリューションパートナーとしての地位を確立し、ESG経営の実践を通じて社会からの信頼を得ることを目標としています。

成長戦略の一環として、JUKIは事業を「持続主力基盤」「拡大成長基盤」「新規探索基盤」の3つに再定義し、選択と集中に基づく投資計画と人員計画の見直しを行っています。また、地域・事業分野の拡大、先端技術の導入、SDGsへの積極的な投資などを通じて、差別化とステークホルダーへのコミットメントの強化を図っています。