事業内容
中野冷機株式会社とそのグループ企業は、食品店舗向けの冷凍・冷蔵ショーケースなどの製造、販売を主軸に事業を展開しています。グループは中野冷機株式会社を中心に、上海海立中野冷機有限公司、株式会社中野冷機神奈川、大分冷機株式会社の4社で構成されています。中野冷機株式会社と上海海立中野冷機有限公司は、主にショーケースの製造販売を担当。株式会社中野冷機神奈川は、これらのショーケースの施工及び保守を、大分冷機株式会社は販売、施工、保守をそれぞれの主な事業としています。このように、中野冷機グループは食品店舗用の冷凍・冷蔵ショーケース等の一貫したサービスを提供することで、食品小売業界のニーズに応えています。事業内容は単一セグメントに集約されており、グループ全体でシームレスなサービス提供を実現しています。
経営方針
中野冷機株式会社は、食品関連業界に特化した製品とサービスを提供することで、持続可能な成長を目指しています。同社は、食品ストア、食品サービス、食品流通、食品加工業界のニーズに応えるため、陳列、貯蔵、流通、加工、調理等の分野で価値ある製品とサービスの提供を続けることを経営の基本方針としています。これにより、顧客満足を高め、同社及び株主に利益を還元することを目指しています。
経営上の目標として、自己資本利益率(ROE)の向上を掲げ、2023年度にはROE6%以上の達成を目標にしています。これを実現するために、中長期的な成長を支えるコーポレート・ガバナンス体制の構築に取り組んでいます。
中野冷機は、「中長期経営計画N-ExT 2023」を策定し、持続的かつ安定的な成長を目指しています。この計画では、ショーケース・倉庫事業、メンテナンス事業、海外事業の3つの主要分野に焦点を当て、新技術の開発、顧客との信頼関係の構築、事業拡大に必要な投資の実行などに取り組んでいます。また、人材の確保と育成、適正な人員配置、将来的な成長に向けた投資の実行など、組織全体の強化にも注力しています。
さらに、地球環境への取り組みとして、「2050環境ビジョン」を策定し、温室効果ガスの排出量実質ゼロを目指しています。グリーン冷媒への転換、冷媒ガス漏洩防止、環境性能の高い製品の開発、環境負荷の低減など、環境に配慮した製品とサービスの提供を通じて、持続可能な地球環境の維持に貢献しています。