事業内容
CKD株式会社とそのグループ企業は、自動機械装置や各種機器の製造・販売を主な事業としています。このグループは、国内外に20の子会社を持ち、幅広い製品とサービスを提供しています。
事業は大きく分けて「自動機械部門」と「機器部門」に区分されます。自動機械部門では、自動包装システム(薬品・食品・医療器具等)、画像処理検査システム、リチウムイオン電池製造システム、三次元はんだ印刷検査機、照明製造システムなどを手掛けています。これらの製品は、CKD株式会社やCKDフィールドエンジニアリング株式会社、CKDシコク精工株式会社など、国内外の製造・販売会社を通じて提供されています。
機器部門では、空気圧シリンダ、バルブ付シリンダ、特殊シリンダ、ガイド付シリンダ、ロータリアクチュエータ、助力装置、電動アクチュエータ、ダイレクトドライブモータ、インデックスユニットなどの駆動機器を製造・販売しています。また、空気圧制御機器、空気圧関連機器、流体制御機器なども取り扱っており、これらには空気圧方向制御弁、手動切換弁、気体発生装置(窒素、圧縮エア)、冷凍式ドライヤ、乾燥式ドライヤ、膜式ドライヤ、フィルタ、レギュレータ、継手、スピードコントローラ、流量センサ、圧力センサなどが含まれます。
さらに、CKDグループは「その他」の事業セグメントも持っており、CKDグローバルサービス株式会社を通じて保険代理店業務やファクタリング業務などを展開しています。
これらの事業を通じて、CKD株式会社グループは多岐にわたる産業分野に対して高品質な製品とサービスを提供し、顧客のニーズに応えています。
経営方針
CKD株式会社は、自動機械装置や機器の製造・販売を主軸に事業を展開しており、創立80周年を迎えた2023年4月に企業理念とコーポレートステートメントを一新しました。同社は、「自動化技術の探求と共創を続け、健やかな地球環境と豊かな未来を拓く」というパーパスのもと、「Creating Solutions Together」というブランドスローガンを掲げ、社会的責任と意義に対する意識を高く持ち、ステークホルダーと共に社会に貢献していくことを目指しています。
経営目標としては、売上高、営業利益率の向上と株主資本利益率(ROE)を安定的に維持し、企業価値の向上に努めています。中長期的な経営戦略としては、新しい事業と市場への挑戦、グローバル化の加速、サスティナブルな経営基盤の確立、人材重視の企業風土の構築を基本方針として掲げています。
第5次中期経営計画「Exciting CKD 2025」では、2026年3月期までの4年間で、成長が見込まれる半導体や電池産業、電動事業や新事業、海外市場への注力を計画しています。また、カスタマーサービスの強化や経営効率の向上、経営基盤の強化にも取り組んでいます。海外市場では、米国、欧州、ASEANへの強化を進め、新工場の稼働や販売会社の子会社化、新拠点の設立などを通じて、グローバルな展開を加速しています。
CKD株式会社は、技術革新と価値創造によって社会の課題解決に貢献し、持続可能な成長を目指しています。同社は、新たな技術や商品の開発、海外市場への積極的な展開、お客様第一のサービス体制の強化を通じて、すべてのステークホルダーと共に、真のサスティナブル企業を目指しています。