鈴茂器工【6405】 スタンダード(内国株式)

寿司ロボット、盛付けロボットの製造・販売、アルコール系洗浄剤、除菌剤の製造・販売、飲食店向けPOSシステムやセルフオーダーシステム、配膳ロボットの開発・販売。

鈴茂器工【6405】 スタンダード(内国株式)

寿司ロボット、盛付けロボットの製造・販売、アルコール系洗浄剤、除菌剤の製造・販売、飲食店向けPOSシステムやセルフオーダーシステム、配膳ロボットの開発・販売。

事業内容

鈴茂器工は、寿司用米飯加工機械(寿司ロボット)、盛付け用米飯加工機械(盛付けロボット)などの米飯加工機械の製造・販売を主軸に事業を展開しています。これらの製品は、直接販売のほか、包装材商社や厨房機器商社、専売する販売代理店を通じて国内外に販売されています。特に海外市場では、北米向けには子会社のSuzumo International Corporation、ASEAN地域にはSuzumo Singapore Corporationを通じて製品を提供し、その他の地域では国内外の商社を介して販売しています。

また、鈴茂器工グループには衛生資材関連の事業もあり、子会社のセハージャパンがアルコール系洗浄剤や除菌剤などの衛生資材の製造・販売を手がけています。鈴茂器工自身もこれらの製品の仕入れ・販売を行っています。

さらに、鈴茂器工グループは飲食店向けの店舗システム関連事業も展開しており、子会社の日本システムプロジェクトがPOSシステムやセルフオーダーシステム、配膳ロボットなどの開発・販売を行っています。これらのシステムは、飲食店の運営を効率化し、顧客サービスの向上に貢献することを目的としています。

鈴茂器工グループは、これらの事業を通じて、飲食業界のさまざまなニーズに応える製品とサービスを提供しています。

経営方針

鈴茂器工は、中期経営計画「Growth 2025」を軸に、食の分野での成長戦略を推進しています。同社は、「食の『おいしい』や『温かい』を世界の人々へ」という新ビジョンのもと、食文化の向上を通じて社会に貢献することを目指しています。2025年3月期の目標として、売上高150億円、営業利益22億50百万円、営業利益率15.0%、ROE10.0%を掲げています。

成長戦略の一環として、既存マーケットの拡大と深耕、新たな成長分野・事業の構築、事業成長に資する投資の実行を挙げています。特に、新型コロナウイルス感染症の拡大による外食需要の低迷や価値観の変化を踏まえ、盛付けロボットのマーケット拡大や食品工場向け大型機領域での業界トップ製品の確立、米飯加工以外の製品開発強化、SUZUMOブランドの消費者への浸透を重点取り組みとしています。

海外戦略では、北米、アジア、欧州の主要3市場の深耕と中東などの新市場創造を推進しています。これにより、世界的に認知度が高まっている寿司やおむすびなどの米飯食の市場拡大を目指しています。

また、新規事業の創出に向けて、社会変化や技術基盤、事業ネットワークをテーマに、M&Aや提携を活用した外部との共創を進めています。資本・財務戦略としては、新製品・新事業投資、設備投資、無形資産投資を積極的に推進し、企業価値の最大化を図っています。

株主還元に関しては、総還元性向(配当金・自己株式取得)30%以上を基本方針とし、年2回の配当と積極的なIR活動、情報開示の強化を行っています。これらの戦略を通じて、鈴茂器工は食の分野での持続的な成長を目指しています。