東洋精糖【2107】 スタンダード(内国株式)

精製糖の製造・販売、酵素処理ルチンやステビア甘味料などの機能素材の製造・販売を手がける。

東洋精糖【2107】 スタンダード(内国株式)

精製糖の製造・販売、酵素処理ルチンやステビア甘味料などの機能素材の製造・販売を手がける。

事業内容

東洋精糖は、精製糖、食品飲料素材、化粧品素材の製造および販売を主要事業として展開しています。この企業グループは、東洋精糖、連結子会社1社、持分法適用関連会社1社、丸紅株式会社およびその子会社である丸紅食料株式会社から構成されています。

砂糖事業において、東洋精糖は精製糖の製造と販売を行っており、原料糖の調達は丸紅株式会社から、製造は共同生産会社である太平洋製糖株式会社に委託しています。販売は丸紅食料株式会社を通じて行われ、連結子会社のトーハン株式会社は、丸紅食料株式会社から東洋精糖の製品を仕入れて販売しています。

機能素材事業では、東洋精糖は酵素処理ルチン、酵素処理ヘスペリジン、ステビア甘味料、ゆずポリフェノール、グリセリルグルコシド、バオバブオイルなどの製造および販売を手掛けています。このセグメントにおいても、トーハン株式会社が東洋精糖の製品の販売を行っています。

以上の事業展開を通じて、東洋精糖グループは食品産業や化粧品産業における多様なニーズに応える製品を提供しています。

経営方針

東洋精糖は、砂糖事業と機能素材事業を中心に展開しており、健全で豊かな食文化の創造と健康な毎日への貢献を使命としています。同社は、食の安全・安心対策を最優先に、優れた商品・サービスの提供を通じて社会的信頼の確保と企業価値の向上を目指しています。また、経営の収益性と健全性の向上に努め、売上高営業利益率と資本効率の両方を重視することで収益力の強化を図っています。

基本戦略として、砂糖事業の持続的成長を目指しつつ、機能素材事業の拡大を図ることで、事業投資を視野に入れた第二の柱を築くことを目標にしています。砂糖事業では、国内の砂糖の安定供給を目的とし、業務用を中心に販売を行っています。一方、機能素材事業では、酵素処理技術を用いた製品の生産・販売を行い、飲料・健康食品、サプリメント、化粧品等の分野に原料素材を提供しています。

事業上及び財務上の課題に対処するため、東洋精糖は砂糖事業において業務の効率化を進め、収益確保に取り組んでいます。また、機能素材事業では、機能性表示食品原料の提案や化粧品原料の市場開拓を積極的に進め、拡販を目指しています。さらに、新機能素材の開発と既存素材の用途開発にも力を入れており、外部研究機関との連携を図りながら中長期戦略の一環として取り組んでいます。

これらの戦略を通じて、東洋精糖は安全・安心な製品の提供を継続し、人権や地球環境問題への取り組み、業務改革の推進を通じて、中長期的な企業価値の向上を目指しています。