加地テック【6391】 スタンダード(内国株式)

圧縮機の製造販売を主事業とし、空気及びガス圧縮機等の風水力機械、産業機械製造販売、圧縮充填販売、各種設置工事を手掛ける。

加地テック【6391】 スタンダード(内国株式)

圧縮機の製造販売を主事業とし、空気及びガス圧縮機等の風水力機械、産業機械製造販売、圧縮充填販売、各種設置工事を手掛ける。

事業内容

加地テックは、圧縮機の製造販売を主軸に据えた事業を展開しています。同社の事業範囲は、空気やガス圧縮機をはじめとする風水力機械や産業機械、その他多岐にわたる機械の製造販売に及びます。また、空気やガスの圧縮充填や販売、さらには機械器具設置工事、電気工事、土木工事、管工事の請負も手掛けています。

加地テックは、株式会社三井E&Sの子会社であり、三井E&S及びその他の子会社と製品の販売、部品の仕入れ、資金取引を行っています。これらの取引は、同社の事業運営において重要な位置を占めていますが、事業運営に不利な影響を及ぼすものではありません。販売や仕入れに関しては、一般の取引先と同様の条件で行われ、資金取引についても市場金利を考慮した合理的な条件で実施されています。

2023年4月1日、株式会社三井E&Sホールディングスは、純粋持株会社体制を解消し、株式会社三井E&Sマシナリー及び株式会社三井E&Sビジネスサービスを吸収合併し、商号を株式会社三井E&Sに変更しました。この変更により、被合併会社である三井E&Sの子会社との間で行われていた取引に関する権利義務は全て三井E&Sに承継されました。これにより、加地テックと三井E&Sとの間の取引関係はさらに強化されています。

経営方針

加地テックは、技術に基づいた製品提供を通じて社会に貢献し、国際競争力を持つ企業体質の涵養を目指しています。同社は、コーポレートガバナンスの強化や持続的な成長を目指し、全ステークホルダーとの協働を重視しています。2020年から2022年にかけての中期経営計画では、高圧圧縮技術をコアに据え、製品ライフサイクルサービスの事業モデル確立や技術技能伝承・人材育成に取り組みました。しかし、新型コロナウイルス感染症や国際情勢の変化による影響で、計画の一部目標を達成できませんでした。

加地テックは、2030年に向けた長期経営計画「KAJI 2030VISION」を策定しました。この計画では、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する超高圧技術の開発、既存事業の競争力強化、ソリューション型ビジネスの拡大、海外市場での存在感の強化を目指しています。また、従業員エンゲージメントの向上、TQMによる品質・サービスの向上、SDGsへの取り組み強化など、共通戦略も定めています。

2023年度から2025年度にかけての新中期経営計画では、これらの基本方針と戦略を具体化し、経営目標の達成を目指します。2025年度の目標としては、売上高75億円、営業利益6.5億円(営業利益率9.0%)、純利益4.5億円、ROE6.0%を掲げています。これらの目標達成に向けて、加地テックは技術革新と市場ニーズの変化に柔軟に対応し、持続的な成長を目指しています。