事業内容
トリニティ工業は、トヨタ自動車株式会社をはじめとする関係会社と共に、設備及び自動車部品の製造、販売を行う企業集団の一員です。同社グループは、主に二つの事業セグメントに分かれています。
一つ目のセグメントは、設備部門です。この部門では、自動車製造に必要な様々な設備の製造を手掛けています。具体的には、前処理装置、電着塗装装置、塗装ブース、空調装置、乾燥炉、熱処理炉といった製品群があります。また、塗装機や塗装システムなど、塗装に関連する設備も提供しています。
二つ目のセグメントは、自動車部品部門です。こちらでは、自動車の内装や外装に使用される部品の製造を行っています。センタークラスターパネル、コンソールパネル、ドアスイッチベース、ステアリングホイール、ロッカーモールなど、様々な自動車部品を製造しており、これらは自動車の機能性やデザイン性を高める重要な役割を果たしています。
トリニティ工業グループは、これらの事業を通じて、自動車産業の発展に貢献しています。設備部門と自動車部品部門の両方で、高品質な製品の提供を目指し、自動車製造の効率化と品質向上に貢献しているのが同社の特徴です。
経営方針
トリニティ工業は、自動車産業の発展に貢献するため、設備及び自動車部品の製造、販売を行っています。同社は、「信頼と創造」を社是とし、世界規模での経営基盤強化、個人の創造力とチームワークの強みを活かした企業風土の構築、地域社会への貢献、先進的な研究開発、クリーンで公正な企業活動を通じた社会貢献を経営方針として掲げています。
中期経営計画(2022-2025)では、技術革新、既存領域の体質強化、新市場の積極開拓と新顧客の創造を重点領域としています。特に、持続可能な地球環境の実現に向けた革新的な技術開発、自社工場のカーボンニュートラルへの取り組み、デジタル技術を活用した生産性向上と持続的成長の推進に力を入れています。また、安全最優先文化の構築、健康経営、人材育成、多様性の促進、地域社会への貢献など、企業の基盤強化にも注力しています。
トリニティ工業は、これらの取り組みを通じて、社会・地球に必要とされる企業を目指し、企業価値の向上に努めています。同社グループは、設備部門と自動車部品部門の両方で高品質な製品の提供を目指し、自動車製造の効率化と品質向上に貢献していることが特徴です。