事業内容
北越工業とそのグループ企業(子会社6社および関連会社1社)は、建設機械・産業機械の製造及び販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、エンジンコンプレッサ、エンジン発電機、高所作業車などの建設機械事業と、モータコンプレッサや非常用発電機などの産業機械事業の2つの主要セグメントに分かれています。
建設機械事業では、北越工業をはじめ、子会社のイーエヌシステム株式会社、株式会社ファンドリー、AIRMAN USA CORPORATION、関連会社の上海復盛埃爾曼機電有限公司が製造・販売を手掛けています。また、子会社の株式会社エーエスシー、HOKUETSU INDUSTRIES EUROPE B.V.、AIRMAN ASIA SDN.BHD.が販売を担当しています。
一方、産業機械事業においては、北越工業と株式会社ファンドリーが製造・販売を行い、株式会社エーエスシーが販売を担っています。
これらの事業を通じて、北越工業グループは建設現場や産業分野で必要とされる機械の提供を行っており、幅広い製品ラインナップを通じて市場のニーズに応えています。
経営方針
北越工業は、そのグループ企業と共に、建設機械・産業機械の製造及び販売を主軸に事業を展開しています。同社は、2022年度から2024年度にかけての3年間を対象とした中期経営計画「中期ビジョン2024」を策定し、建設・産業機械のリーディングカンパニーを目指しています。この計画では、一段上の成長・拡大に向けた基盤固めに重点を置き、限られた経営資源を成長の一手に集中させることを基本方針としています。
具体的な成長戦略として、国内市場ではモータコンプレッサの拡販施策により国内シェア15%の達成を目指し、海外市場では北米の需要拡大に対応するための生産増強などにおける投資を実行します。また、安定収益基盤確保のため、国内市場におけるエンジンコンプレッサ、エンジン発電機、高所作業車の各事業において、国内シェアNo.1の維持や新商品開発、新規販路の開拓に注力します。
サステナビリティに関しては、脱炭素に向けた取り組みとして製品群の電動化、ハイブリッド化への対応や、持続可能な社会を見据えた代替燃料、次世代燃料への対応を進めています。これらの施策は、変化する市場環境に対応し、持続的な企業価値の向上を目指す北越工業の戦略の一環です。
経営上の目標達成状況の判断指標としては、売上高経常利益率と自己資本利益率(ROE)を用い、売上高経常利益率10.0%以上、ROE8.0%以上の維持確保を目指しています。これらの目標は、同社が中長期的な視点で持続的成長と収益性の向上を追求する上での重要な指標となっています。