酉島製作所【6363】 プライム(内国株式)

ポンプ、環境装置、風力・小水力発電設備の製造・販売、メカニカルシール、ポンプ関連機器、電気供給を手がける。

酉島製作所【6363】 プライム(内国株式)

ポンプ、環境装置、風力・小水力発電設備の製造・販売、メカニカルシール、ポンプ関連機器、電気供給を手がける。

事業内容

酉島製作所グループは、酉島製作所とその子会社27社(連結子会社22社を含む)および関連会社4社から構成されています。同社グループは、ポンプ事業と環境・新エネルギー事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。

ポンプ事業では、各種ポンプ、ポンププラント、メカニカルシール、その他ポンプ関連機器の製造・販売、据付工事・サービスを行っています。この事業は、国内では酉島製作所、㈱九州トリシマ、その他3社、海外では酉島ポンプ香港有限公司、PT.TORISHIMA GUNA INDONESIAなど複数の国と地域において展開されています。

環境・新エネルギー事業では、環境装置の製造・販売、各種廃棄物の再利用品等の企画・製造・販売を行っています。また、風力発電設備、小水力発電設備の販売及び据付工事・サービス、さらには電気の供給事業も手掛けています。このセグメントにおいては、酉島製作所、㈱クリーンエネルギー五色、イオスエンジニアリング アンド サービス㈱、㈱肥前風力エネルギー開発が活動を行っています。

これらの事業を通じて、酉島製作所グループは、エネルギー、環境、インフラストラクチャー分野で幅広い製品とサービスを提供し、持続可能な社会の実現に貢献しています。

経営方針

酉島製作所グループは、1919年の創業以来、社会貢献と事業成長を目指してきました。同社は、「金銭の赤字は出しても信用の赤字は出すな」という社是のもと、人々の生活と産業発展に不可欠なポンプの提供を通じて、広く社会に貢献しています。2021年5月には、2050年のカーボンニュートラル社会実現に向けた「2050長期ビジョンと2024中期経営計画-Beyond 110-」を発表しました。この計画では、HOP、STEP、JUMPの3段階に分けて、様々な取り組みを実施し、社会貢献と事業成長の両立を目指しています。

同社グループは、コロナ禍によるパラダイムシフトや地球温暖化、異常気象、水・食料不足、エネルギー転換など、現代社会が直面する課題に対応するため、「ポンプの力で、暮らしと命と未来をつなぎ、サステナブルな社会を実現する」というパーパスを掲げています。このパーパスを実現するために、脱炭素社会実現、安全・安心な社会構築、データ・AIの活用による新しいモノづくりとサービスの構築を含む6つのマテリアリティ(重要課題)に取り組んでいます。

具体的には、ポンプの高効率化によるエネルギー消費とCO2排出量の削減、液化アンモニアや液化水素を扱うポンプの開発、海水淡水化プラント向けポンプやかんがい向けポンプの提供、気候変動対策向けポンプでの減災・防災貢献、回転機械モニタリングシステム「TR-COM」の開発によるスマートメンテナンスの実現など、多岐にわたる取り組みを進めています。これらの取り組みを通じて、酉島製作所グループは、社員活力の最大化、ガバナンスの向上、品質の継続的向上といった基盤となる重要課題にも注力し、継続的に企業価値を高めていく方針です。