中部飼料【2053】 プライム(内国株式)

飼料製造・販売、畜水産物の委託生産・販売、畜産用機器販売、配合肥料製造・販売、不動産賃貸などを展開。

中部飼料【2053】 プライム(内国株式)

飼料製造・販売、畜水産物の委託生産・販売、畜産用機器販売、配合肥料製造・販売、不動産賃貸などを展開。

事業内容

中部飼料は、飼料セグメントとその他セグメントの2つの主要な事業領域を持つ企業グループです。飼料セグメントでは、鶏、豚、牛、魚用の飼料の製造と販売を行っています。このセグメントでは、中部飼料が直接顧客に配合飼料を販売するほか、特約店を通じての販売も行っています。連結子会社のみらい飼料株式会社は、中部飼料から原料を仕入れて畜産用飼料の製造・販売を、有限会社豊洋水産は水産用飼料の研究開発と水産物の生産・販売を、持分法適用関連会社の三通中部飼料(山東)有限公司は水産用飼料の製造・販売をそれぞれ行っています。

その他セグメントでは、セサミンを含む特殊卵「ごまたまご」やいも類を多く含む飼料で育てた「いもぶた」などの畜産物の委託生産、畜産物及び水産物の販売、配合肥料の製造・販売、不動産の賃貸など多岐にわたる事業を展開しています。連結子会社の中部チムニー株式会社は畜産物及び水産物の販売、中部エコテック株式会社は畜産用機器の開発・販売、株式会社ダイコクは損害保険代理店業務、中部艾科太科(大連)環境技術有限公司と吉林華中緑色生態農業開発有限公司はそれぞれ畜産用機器の販売と配合肥料の製造・販売を手掛けています。

中部飼料グループは、これらの事業を通じて、畜産業界における飼料から畜産物の生産、販売に至るまでの一連のサプライチェーンを支える役割を担っています。

経営方針

中部飼料は、畜水産業界における総合的な成長戦略を推進しています。同社は、1949年の創業以来、飼料製造販売を主力事業として展開し、特性ある畜水産物の販売や有機入り配合肥料の製造販売、畜産関連事業などを手掛けてきました。これらの事業を通じて、環境に配慮した飼料の開発や温室効果ガス排出量の削減など、日本の畜水産業の持続的な発展に寄与する取り組みを推進しています。

新中期経営計画(24年3月期~26年3月期)では、「製造・販売・研究の各基盤の強化」と「製・販・研一体となった取り組み」を進めることで、自社工場での飼料の安定供給責任を果たし、収益力向上と規模拡大により強い収益基盤を構築することを目指しています。また、社員の満足度向上を通じて、成長を生み出す原動力を強化する方針です。

具体的な基本戦略としては、飼料セグメントの収益力向上と規模拡大、その他セグメントの事業成長の加速、そして成長する収益基盤を支えるサステナビリティ経営の推進が挙げられます。これらの戦略により、環境に配慮した飼料の開発・販売の強化、攻めの原材料調達、市場拡大、特殊卵や有機入り配合肥料の販売強化、畜産用機器の海外市場への販売強化などに取り組んでいます。

中部飼料グループは、これらの成長戦略を通じて、畜産業界における飼料から畜産物の生産、販売に至るまでの一連のサプライチェーンを支え、日本の畜水産業の発展に寄与していくことを目指しています。