事業内容
テセックおよびそのグループ会社は、半導体検査装置の製造・販売を主軸とした事業を展開しています。テセックは、ハンドラ、テスタ、パーツなどの開発・製造・販売及びアフターサービスを手掛けており、その製品は半導体製造の重要なプロセスである検査工程に不可欠なものです。
同社グループには、TESEC, INC.、TESEC(M)SDN.BHD.、泰賽国際貿易(上海)有限公司の3つの連結子会社があります。これらの子会社は、テセックが製造した製品の販売およびアフターサービスを担当しています。これにより、テセックはグローバルな販売網とサポート体制を構築し、顧客に対して迅速かつ質の高いサービスを提供しています。
テセックグループは、半導体検査装置市場において、製品の開発から販売、アフターサービスに至るまで一貫したサービスを提供することで、半導体製造業界のニーズに応えています。その事業展開は、技術の進歩が求められる半導体業界において、高い信頼性とサポートを顧客に提供することで、同社の競争力の源泉となっています。
経営方針
テセックは、半導体検査装置の製造・販売を主軸に事業を展開しており、その成長戦略においては、中期経営計画「Enjoy2.0」を策定し、推進しています。この計画では、人材採用の加速やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、マーケティング戦略の強化、そして柔軟な生産体制の構築を基盤戦略として掲げています。事業戦略としては、テスタ分野での国内外の顧客基盤の維持・拡大、ハンドラ分野での顧客密着型のサービス提供や製品展開を目指しています。
また、同社は財務戦略として、2022年度からの3年間を第二創業期と位置付け、M&Aを含む40億円の成長投資枠を設定しています。株主還元にも注力し、配当と自社株買いによる総還元性向35%を目安にしています。
テセックグループは、半導体業界の長期的な成長を見据え、デジタル化とグリーン化の推進を通じて、快適で安全な低炭素社会への貢献を目指しています。そのために、人財戦略の強化や新たな情報基盤の構築、高付加価値製品のグローバル提供、柔軟な生産体制の確立など、多角的なアプローチで中期経営計画を推進していることが伺えます。