事業内容
帝国電機製作所グループは、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業セグメントには、「ポンプ事業」、「電子部品事業」、そして「その他」の事業が含まれます。
ポンプ事業では、キャンドモータポンプ、定量ポンプ、その他のポンプを製造しており、これらはケミカル機器、高圧ガス機器、冷凍機・空調機器、半導体機器、電力関連機器など、幅広い分野で使用されています。帝国電機製作所は、国内外での販売及びアフターサービスを行っており、特に海外では台湾、シンガポール、韓国、ヨーロッパ、米国、中国、インドに子会社を持ち、地域に応じたサービスを提供しています。
電子部品事業では、自動車用電装品や産業機器用基板を製造しています。このセグメントでは、コントロールユニットやカーエレクトロニクス、シーケンサ用基板などが主要製品です。子会社の株式会社平福電機製作所が製造を担当し、三菱電機株式会社などの主要取引先に販売しています。
「その他」の事業セグメントでは、特殊機器の製造を行っており、永久磁石発電機などが含まれます。このセグメントにおいても、子会社が製造を担い、帝国電機製作所が販売を行っています。
帝国電機製作所グループは、これらの事業を通じて、多様な産業分野に対して高品質な製品とサービスを提供し、国内外での事業展開を積極的に行っています。
経営方針
帝国電機製作所グループは、創業以来の社是「みんなで良くなろう」「誠実に事に当たろう」「積極的にやろう」を基に、持続可能な社会の実現に貢献する製品づくりを目指しています。同社は、人々の暮らしや社会に役立つ安心・安全な製品を提供し、関わる全ての人々に幸せを感じてもらうことを経営の基本としています。経営理念には、「事業活動を通じて人の心を豊かにし、持続可能な社会の実現に貢献する」という思いが込められています。
経営戦略として、帝国電機製作所グループは、グローバル化が進む経済環境の中で、経営資源を積極的に活用し、技術・営業・生産・管理・サービス・物流のイノベーションを推進しています。特に、完全無漏洩構造のキャンドモータポンプ技術をコアに、技術集約型企業グループとしての地位を強化し、事業領域の拡大を図っています。2021年度から始まった3年間の中期経営計画では、「すべてのステークホルダーの満足度向上」を中期ビジョンとし、2024年3月期の業績目標を売上高281億円、営業利益45億円、ROE10.5%に設定しています。
さらに、帝国電機製作所グループは、強固な企業体質の構築、人材育成、ESGの積極的推進に注力しています。これらの取り組みを通じて、収益力の強化、多様な人材の採用・育成、社会のサステナビリティへの貢献を目指しています。主力製品であるキャンドモータポンプを通じて、地球環境や世界の人々の安全に貢献することをミッションとし、事業を展開しています。