事業内容
フロイント産業株式会社とそのグループ企業は、主に機械装置と化成品の製造販売を手掛けています。同社グループは、フロイント産業株式会社を含む子会社4社(うち連結子会社3社)で構成されており、事業内容はセグメントにおける事業区分と同一です。
機械部門では、粉粒体機械装置、粉粒体機械のプラント工事、搬送・プロセス装置、計器・部品の製造販売、合成樹脂の微粉砕受託などを行っています。この部門にはフロイント産業株式会社のほか、FREUND-VECTOR CORPORATION、フロイント・ターボ株式会社、Parle Freund Machinery Pvt.Ltd.、Cos.Mec S.r.lが含まれます。
化成品部門では、医薬品添加剤や栄養補助食品、食品品質保持剤の製造販売を主軸に置いています。また、製薬・食品・化学等の開発研究や処方検討等の受託も行っており、フロイント産業株式会社とFreund-Chineway Pharmaceutical Technology Center Co.,Ltd.がこの部門に関わっています。
これらの事業を通じて、フロイント産業グループは幅広い産業分野に対して高品質な製品とサービスを提供しています。
経営方針
フロイント産業は、造粒・コーティング技術を核とし、独創的な機械装置と製剤技術の統合による技術開発に注力しています。同社は「創造力で未来を拓く」という企業理念のもと、製品の独創性、新市場ニーズの先見、経営基盤の活性化、チャレンジ精神、人間関係の潤いの5つの創造を目指しています。経営ビジョンとして、医療と健康の未来への貢献、生活と食の安全・安心を支える技術の提供を掲げています。
同社グループは、医薬品業界を中心に、機械装置と化成品の提供を通じて、健康と食の安全・安心の向上に貢献しています。経営戦略として、第8次中期経営計画では「One Freund」を価値観とし、Number One、Only One、Be Oneを目指しています。これにより、医療健康産業の期待に応え、グローバル展開を積極的に推進しています。2023年3月からは新組織体制に移行し、機能別組織から事業別組織への再編、品質保証本部の新設、海外統括部の新設などを行い、持続的な成長と企業価値向上を目指しています。
フロイント産業は、不透明な経営環境の中、2024年2月期を足場固めの年と位置付け、2025年2月期を初年度とする第9次中期経営計画の策定を予定しています。目標としては、連結売上高と連結営業利益の増加を通じて、ステークホルダーへの貢献を目指しています。