オイレス工業【6282】 プライム(内国株式)

軸受機器、構造機器、建築機器の製造販売を手がけ、オイルレスベアリング、支承、免震・制震装置、ウィンドウオペレーター等を提供。

オイレス工業【6282】 プライム(内国株式)

軸受機器、構造機器、建築機器の製造販売を手がけ、オイルレスベアリング、支承、免震・制震装置、ウィンドウオペレーター等を提供。

事業内容

オイレス工業株式会社とその子会社16社は、軸受機器、構造機器、建築機器の製造販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、オイルレスベアリングなどの軸受機器をはじめ、支承や免震・制震装置などの構造機器、さらにはウィンドウオペレーターや環境機器、住宅用機器などの建築機器を提供しています。

軸受機器セグメントでは、オイレス工業が開発、製造、販売を担い、特定製品の製造販売はユニプラ株式会社、ルービィ工業株式会社、株式会社リコーキハラ、オーケー工業株式会社が、地域別の販売はオイレス西日本販売株式会社とオイレス東日本販売株式会社が、また、北米、ヨーロッパ、中国、東南アジア、インド市場での特定製品の製造販売はそれぞれの地域に根差した子会社が担当しています。

構造機器セグメントでは、オイレス工業が開発、製造、販売を行い、特定製品の製造販売はユニプラ株式会社、株式会社リコーキハラ、ルービィ工業株式会社が、免震・制震装置のスペックイン活動及び設計・保守業務は株式会社免震エンジニアリングが行っています。

建築機器セグメントでは、オイレスECO株式会社が開発、製造、販売、工事並びに保守を行い、中国市場での特定製品の販売は瓯依鐳斯貿易(上海)有限公司が担当しています。

その他のセグメントでは、オイレス西日本販売株式会社及びオイレス東日本販売株式会社が伝導機器類の仕入れ販売を行っています。これらの事業活動を通じて、オイレス工業グループは幅広い産業分野に対して多様な製品とサービスを提供しています。

経営方針

オイレス工業は、オイルレスベアリングの総合メーカーとして、技術で社会に貢献することを経営理念に掲げています。同社グループは、軸受機器、構造機器、建築機器の3つの事業を通じて、環境負荷の低減や社会の「安心・安全」、「快適さ」の提供を目指しています。特に、軸受機器はEV化の進展に貢献し、構造機器は大規模地震からの保護、建築機器は火災時の排煙リスク軽減や換気支援に貢献しています。

同社は、トライボロジー技術(摩擦、摩耗、潤滑)とダンピング技術(振動制御)を核とし、独自の材料開発や革新的な製品提供を通じて、市場創造企業としての地位を確立しています。2021年度から2023年度を対象とした中期経営計画では、グローバル経営の推進、経営資源の選択と集中、社員の多様性を尊重した成長環境の構築を目指しています。

各事業セグメントでは、軸受機器事業では「選択と集中」による収益構造の強化、構造機器事業では品質と製品開発を競争力の源泉として高収益水準の維持、建築機器事業ではウィンドウオペレーターのトップシェア維持と新製品開発に注力しています。これらの戦略を通じて、オイレス工業は持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値の向上を目指しています。