事業内容
アスアは、物流業界の改善を目指し、「コンサルティング」と「クラウドサービス」を組み合わせた事業を展開しています。具体的には、物流事業者のドライバーからのフィードバックを基に、安全対策の動機づけを行い、業界の発展に貢献しています。
アスアの事業は主に三つのセグメントに分かれています。まず、コンサルティング事業では、物流事業者の安全活動を支援する「TRYESプログラム」を提供しています。このプログラムは、対面型の「TRYESサポート」とクラウドサービスの「TRYESレポート」で構成され、効率的な安全活動を実現します。
次に、CRMイノベーション事業では、エコドライブを促進するメッセージングサービスを展開しています。アスアの「A-KMS」システムは、車両の走行データを解析し、個別のメッセージを生成することで、安全運転の習慣化を支援します。また、システム開発やエコドライブ活動の受託業務も行っています。
最後に、通信ネットワークソリューション事業では、企業向けの通信機器の販売・工事・保守を行い、企業のDX化を支援しています。ビジネスフォンやネットワーク機器の提供を通じて、最適な通信環境の構築をサポートしています。これらの事業を通じて、アスアは物流業界の安全性と効率性の向上に寄与しています。
経営方針
アスアは、持続的成長を目指し、クラウドサービスを基盤としたストックビジネスの拡大を中期経営計画の柱としています。特に「TRYESサポート」と「TRYESレポート」の普及を重視し、物流業界の安定した市場を背景に、全国展開を進めています。これにより、顧客満足度の向上と解約率の低減を図り、売上高営業利益率の向上を目指しています。
また、CRMイノベーション事業では、コネクティッドカーのデータを活用したメッセージングサービスを通じて、モビリティ領域の拡大を推進しています。アスアは、大手自動車メーカーとの協力を強化し、新たなサービスの開発に取り組んでいます。これにより、車両の走行データを活用した市場の拡大を見据えています。
さらに、アスアはコンサルティング事業で培ったノウハウを異業種に展開し、物流事業者向けの安全対策支援システムの開発を計画しています。これにより、物流業界の「2024年問題」や法改正に伴うドライバー不足の課題に対応し、業界全体の効率化と安全性向上に貢献することを目指しています。
アスアは、これらの成長戦略を通じて、企業価値の最大化を図り、すべてのステークホルダーに信頼される企業を目指しています。持続的な成長を支えるための研究開発投資や、利益の公正な還元を経営方針に掲げ、企業家精神を持って新たな事業に挑戦し続けています。