事業内容
レオン自動機は、主に食品加工機械の開発、製造、販売を行っている企業であり、そのグループはレオン自動機と子会社5社で構成されています。同社の事業セグメントは大きく分けて「食品加工機械製造販売事業」と「食品製造販売事業」の2つに分類されます。
食品加工機械製造販売事業では、日本を中心に、北米・南米、ヨーロッパ、アジアの各地域で事業を展開しています。このセグメントにおいて、レオン自動機は食品成形機(万能自動包あん機、火星人、ロボットEPなど)、製パンライン(ストレスフリーV4システム、ピザストレッチャーなど)、修理や部品の提供、他社製品の仕入れ(オーブン、ミキサー、包装機等)など、幅広い製品とサービスを提供しています。これらの製品は、レオン自動機及びその子会社であるレオンアルミ、レオンUSA、レオンヨーロッパ(ドイツ)を通じて販売されています。
一方、食品製造販売事業では、北米・南米地域でオレンジベーカリー(USA)を通じて、クロワッサンやデニッシュペストリーなどの高加工度冷凍食品の製造販売を行っています。また、日本では㈲ホシノ天然酵母パン種を通じて、天然酵母パン種の開発、製造、販売を手掛けています。
これらの事業を通じて、レオン自動機グループは食品加工業界における様々なニーズに応える製品とサービスを提供し、食品の製造から加工、販売に至るまでの幅広い分野で事業を展開しています。
特集記事
経営方針
レオン自動機は、食品加工機械の開発、製造、販売を主軸に事業を展開しており、その成長戦略は、新たな中期経営計画(2023年度~2027年度)に基づいています。同社は、レオロジー(流動学)の応用工学に基づく独自の開発技術を駆使し、食文化の継承と発展を目指しています。また、食品機械工業界におけるパイオニア的役割を果たすことを目標に掲げています。
成長戦略の一環として、レオン自動機は成長基盤の強化に注力しています。特に、海外市場の拡大が重要視されており、欧米では大型自動化ラインの拡販を進め、中国では新たな販売ルートの開拓に力を入れています。また、国内市場においては、社会課題の解決や環境変化への対応を踏まえた提案、効率的な生産ラインの提案を通じて、エンジニアリング力の向上を目指しています。
利益基盤の強化においては、「品質・納期・コスト」管理の徹底、機種の標準化、省エネルギー対応や食品ロス削減への取り組みが挙げられます。生産部門では、原材料費高騰に対するコストアップの最小限化や、新たなサプライチェーンの確立を進めています。
経営基盤の強化では、多様性のある人材・組織の育成、サステナビリティへの取り組み、DX推進、ガバナンスの強化が重要な課題とされています。これらの取り組みを通じて、レオン自動機は環境と経済の発展に貢献し、事業の成長を促進していく方針です。