事業内容
美濃窯業とそのグループ会社は、耐火煉瓦の製造・販売を核とした事業を展開しています。同社グループは、耐火物事業、プラント事業、建材及び舗装用材事業、不動産賃貸事業、およびその他の事業を手掛けています。
耐火物事業では、耐火煉瓦、不定形耐火物、その他耐火材料の製造と販売を行っています。これらの製品は、産業用炉など高温環境下での使用を想定しています。
プラント事業は、美濃窯業と岩佐機械工業株式会社が共同で、プラントの設計、製造、施工、販売を担当しています。このセグメントでは、セラミックス分野を中心に事業を展開しています。
建材及び舗装用材事業は、美州興産株式会社が中心となり、建築材料や舗装用材の販売及び施工を手掛けています。美濃窯業は、このセグメントにおいて一部の舗装用材及び加工製品の製造供給を行っています。
不動産賃貸事業では、オフィスビルや住宅などの賃貸を行っており、安定した収益源となっています。
その他の事業としては、主に外注品の販売を行っています。これらの多岐にわたる事業を通じて、美濃窯業グループは幅広い分野での事業展開を図っています。
経営方針
美濃窯業とそのグループ会社は、耐火物事業、プラント事業、建材及び舗装用材事業など多岐にわたる分野で事業を展開しています。同社は、経済活動の正常化や世界経済の動向に注目しつつ、不透明な経営環境の中で企業価値の向上と企業体質の強化を目指しています。そのために、「MINOトランスフォメーション・プラン 2025」という中期経営計画を策定し、着実な取り組みを進めています。
耐火物事業では、原料価格の変動リスクへの対応として、調達先の多様化や価格転嫁に努めるとともに、高機能・高品質製品の開発と一体型サービスの提供による差別化戦略を推進しています。プラント事業では、サステナビリティを意識した新製品の開発と新市場・新規顧客の開拓に力を入れています。建材及び舗装用材事業では、公共事業の受注確保、高機能製品の開発、新工法の開発に注力し、新規顧客開拓や販売チャネルの開発を進めています。
これらの戦略を通じて、美濃窯業グループは既存の顧客基盤を守りつつ、新たな収益基盤の構築を目指しています。経営環境の変化に柔軟に対応し、総合力を結集して事業の拡大と企業価値の向上に取り組んでいる様子が伺えます。