事業内容
アウトルックコンサルティングは、企業の管理会計・経営管理を高度化・効率化するためのクラウド対応型経営管理システム「Sactona」の開発・販売・導入・保守・インフラストラクチャー提供を行っています。同社は、経営管理分野における個別企業のニーズに応えるため、自社開発製品「Sactona」を基盤として、顧客に最適なアプリケーション開発・導入を提供しています。また、オンプレミスでの利用の他、クラウド環境でのインフラストラクチャー提供も行っており、顧客企業の経営管理業務の効率化に貢献しています。
収益構造は、コンサルティングビジネスとベースビジネスの二つで成り立っており、コンサルティング収入と製品ライセンス収入、インフラサービス収入が主な収益源です。特に、コンサルティングビジネスでは、「Sactona」利用方法等に関する提案・サポートや機能・範囲拡張に関する提案・サポートを行っています。
顧客企業の属性は幅広く、製造業が4割、非製造業が6割を占め、企業規模は大企業が中心です。また、同社はコンサルタントの高度な専門性と豊富な経営管理に関する業務知識を活かし、IT・会計・財務分野に精通した人材を正社員として採用し、社内での教育と人材育成に力を入れています。
「Sactona」は、Excelフォーマットをそのまま利用し、入力表を作成できる利便性や、各拠点から直接データベースへデータを送信できる機能を持ち、組織改編等含め修正対応が可能なため、システム運用コストの低減が図られます。また、実績情報は顧客の会計システムなどの利用しているシステムと連携し、情報を取り込み、集計結果について時系列対比、計画対比などの可視化により、分析の迅速化、高度化が図られます。
特集記事
経営方針
アウトルックコンサルティングは、企業の管理会計・経営管理を高度化・効率化するためのクラウド対応型経営管理システム「Sactona」を中心に、コンサルティングサービスを提供している企業です。同社の成長戦略は、新規顧客の拡大、グローバル展開、製品およびシステム・コンサルティングの機能強化の三つの方向性に集約されます。
新規顧客の拡大に関しては、自社プロダクトのライセンス/インフラサービスをベースとしたビジネスと、機能・範囲拡張を支援するコンサルティングの両輪構造による収益最大化を追求しています。これまでのインバウンド型の顧客獲得から、より積極的な訴求への転換を図っています。
グローバル展開では、Excelや経営管理ソフトがグローバル共通概念であることから、海外市場への展開を経営戦略の一柱としています。特に、英語圏の日系企業をターゲットに、現地システム会社との業務提携を進め、販売網を拡大しています。
製品およびシステム・コンサルティングの機能強化については、「Sactona」の浸透加速に向け、付加価値拡大に注力しています。利便性の向上を図り、Excelユーザーだけでなく、グーグル・スプレッドシート・ユーザーの取り込みも計画しています。さらに、AIサポートの導入やコンサルティング機能の充実を進め、顧客の拡大と訴求力向上を目指しています。
これらの戦略を通じて、アウトルックコンサルティングは、経営管理分野におけるシステム化の途上にある日本市場での強い需要を背景に、製品の継続的な機能拡充、コンサルティング機能の充実、販売活動の拡大を図り、多くの企業に利用されることを目指しています。同時に、企業基盤の一層の充実と人材の採用・教育の強化を積極的に進めています。