事業内容
プロディライトは、主に3つの事業セグメントを展開しています。まず、「システムサービス」では、クラウド技術を活用したPBXシステム「INNOVERA」を提供しています。このサービスにより、固定電話の機能をスマートフォンやPCで利用でき、テレワークやオフィスのフリーアドレス化を支援します。また、通話録音やガイダンス設定など多様な機能を備え、企業のBCP対策にも対応しています。
次に、「回線サービス」では、アルテリア・ネットワークスと提携し、IP電話回線「IP-Line」を提供しています。このサービスは、物理的な電話回線の設置が不要で、インターネットを利用して音声通話を行います。これにより、災害時でも電話の利用が可能で、BCP対策としても有効です。また、光回線「INNOVERA光」も提供し、クラウドPBXと端末間のインターネット接続をサポートしています。
最後に、「端末販売」では、中国Yealink社のSIP電話機を日本で総代理店として販売しています。これらの端末は「INNOVERA」との組み合わせだけでなく、他社製クラウドPBXでも利用可能です。また、Web会議用大型ディスプレイ「MAXHUB」も販売しており、ビジネスシーンや教育現場での利用を推進しています。これにより、プロディライトは多様なニーズに応える製品とサービスを提供しています。
経営方針
プロディライトは、成長戦略として「電話のDX」を推進し、次世代の電話・通信分野でのリーディングカンパニーを目指しています。具体的には、クラウドPBX「INNOVERA」の進化を通じて、顧客の利便性を高めるとともに、他社のクラウドサービスとの連携を強化しています。これにより、企業のテレワークやフリーアドレス化を支援し、コミュニケーションのバリアフリー化を実現します。
プロディライトは、販売代理店とのパートナーシップを強化し、顧客基盤の拡大を図っています。2022年から開始した「パートナープログラム」により、販売代理店のランク制度や専用ポータルサイトを導入し、販売活動をサポートしています。これにより、10人以下の事務所から1,000人以上の大企業まで、幅広い顧客層に対応する体制を整えています。
AI技術の応用もプロディライトの成長戦略の一環です。音声メッセージのテキスト化や感情分析機能など、AIを活用した新しいサービスを提供しています。今後もAIベンダーとの協業を進め、音声翻訳や多言語通訳などの機能を「INNOVERA」と連携させることで、バリアフリー・コミュニケーションの実現を目指しています。
ブランド力の向上も重要な課題として取り組んでいます。「INNOVERA」の知名度を高めるため、展示会への出展やWeb広告の強化を行っています。これにより、クラウドPBX市場でのプレゼンスを高め、ブランドとしての成熟を図っています。プロディライトは、これらの戦略を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。