2023年4月19日、エキサイトホールディングスが東証スタンダードに上場した。旧エキサイトは、2018年に西條晋一氏が率いるXTechのTOBにより上場廃止。TOB以降、西條氏が代表取締役社長となり、ポータルサイト『エキサイト』の看板を残した社内改革が進められた。
TOB時には約3億円の経常損失を出していたが、2020年3月期決算の時点で黒字転換。特徴的なのは、いわゆる「リストラ」を行わず、既存事業をV字回復している点だ。さらに、D2CやSaaSなどの新規事業も矢継ぎ早に広げている。
エキサイトの今後の姿について、「理想はソニー」と語る西條氏。今回は西條氏が、エキサイト再上場までに行ってきた既存のリソースの再配分や新規事業の立ち上げのプロセスとともに、自身が考える成長戦略を大いに語った。