事業内容
サイフューズは、2010年の創業以来、革新的な三次元細胞積層技術の実用化を通じて医療の進歩に貢献することを目指す再生医療ベンチャーです。同社は、人工材料を使用せず、細胞のみから立体的な組織や臓器を作製する独自の技術を有しており、これを用いて再生医療や創薬分野における新しい3D細胞製品を提供しています。
サイフューズの事業領域は、3D細胞製品の研究開発及び製造販売、バイオ3Dプリンタ等の開発・販売、およびこれらに付随する業務に集約されます。再生医療領域では、患者自身から採取した細胞を用いて、バイオ3Dプリンタで立体的な組織や臓器を作製し、移植することで機能を回復・再生させる製品の開発に取り組んでいます。創薬支援領域では、製薬企業向けに細胞製品を開発し、新薬開発の効率化を支援しています。デバイス領域では、細胞製品開発に必要な技術応用や新技術の開発、バイオ3Dプリンタ「Regenova®」や新型バイオ3Dプリンタ「S-PIKE®」の開発・販売を行っています。
同社は、これらの事業を通じて、再生医療等製品の実用化を目指し、病気やケガで機能不全になった組織・臓器の再生を可能にする新しい治療法の選択肢を提供し、医療の発展に貢献することを目標としています。また、サイフューズは、パートナー企業との戦略的パートナーシップを強化し、再生医療等製品の早期実用化に向けた開発を進めています。
経営方針
サイフューズは、再生医療ベンチャーとして、細胞のみから立体的な組織や臓器を作製する独自の三次元細胞積層技術を核に、医療の進歩に貢献することを目指しています。同社は、この技術を用いて再生医療や創薬分野に革新をもたらす3D細胞製品の開発に注力しており、バイオ3Dプリンタを含む関連デバイスの開発・販売も手掛けています。
中期経営計画では、バイオ3Dプリンタの普及を通じてベース収益の確保とシーズ育成環境の構築を目指しています。研究用組織の実用化を経て、再生医療等製品の承認取得に向けた事業価値の最大化を図る戦略を展開しています。再生医療領域では、開発パートナーと共に臨床開発を進め、創薬支援領域では肝臓構造体の毒性評価モデルの事業化を目指しています。
また、サイフューズは組織体制及び財務基盤の強化にも取り組んでおり、研究開発型ベンチャーとしての持続的な成長を目指しています。細胞製品の実用化・商業化に向けた開発パイプラインの拡充、基盤技術の普及、そして経営基盤の強化が同社の成長戦略の柱です。これらの戦略を通じて、サイフューズは再生医療等製品の早期実用化を目指し、医療分野における新たな治療法の提供を目標としています。