事業内容
KYORITSUは、2022年10月1日付で持株会社体制に移行し、共立印刷を完全子会社とする株式交換を実施したことにより、新たな経営体制を確立しました。この持株会社体制の下、KYORITSUグループは、印刷事業、BPO事業、デジタル事業、環境事業の4つの主要な事業セグメントを展開しています。
印刷事業では、カタログ、チラシ、パンフレットなどの商業印刷から、書籍や雑誌などの出版印刷まで、幅広い印刷サービスを提供しています。これにより、多様な顧客ニーズに応えることが可能です。
BPO事業セグメントでは、ロジスティック事業、ダイレクトメールサービス事業、小売店アソートメント事業を展開しており、顧客のビジネスプロセスを支援する多様なサービスを提供しています。これにより、顧客の業務効率化やコスト削減に貢献しています。
デジタル事業においては、データ制作事業、配信取次事業、IP事業を手がけており、デジタル化が進む現代において重要な役割を担っています。これらの事業を通じて、デジタルコンテンツの制作から配信、権利管理までを一貫してサポートしています。
環境事業では、生分解性プラスチック事業、プラスチック類再生事業、RPF燃料製造事業、一般・産業廃棄物処理事業を展開し、環境保全に貢献しています。これらの事業を通じて、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化しています。
以上のように、KYORITSUグループは、印刷からデジタル、環境保全に至るまで、多岐にわたる事業を展開し、顧客の多様なニーズに応える総合的なサービスを提供しています。
経営方針
KYORITSUグループは、持株会社体制への移行を経て、印刷事業、BPO事業、デジタル事業、環境事業の4つの主要セグメントを通じて、多角的な成長戦略を推進しています。同社は、品質保証と収益向上を目指すプロジェクトを全社的に展開し、市場の変化に機動的に対応する経営を行っています。また、ROE10.0%を目標に掲げ、サービスの改善と事業領域の拡大を通じて、企業価値の向上と持続的な成長を目指しています。
経営環境の変化に対応するため、KYORITSUグループは、新規事業への取り組みとしてBPO事業、デジタル事業、環境事業を強化しており、これらの事業を通じて印刷事業への依存度を下げ、営業利益率の向上を図っています。具体的には、購買履歴に基づく個人情報関連媒体の製造や新サービスの展開、M&Aや設備・システム投資による成長スピードの加速に注力しています。
さらに、品質保証の取り組み、成長事業の拡販、グループシナジーの追求、環境への取り組みといった複数の施策を通じて、全社員が品質と収益向上に努め、企業価値の向上に貢献しています。これらの戦略は、厳しい市場環境の中でもKYORITSUグループが継続的な成長を実現するための基盤となっています。