事業内容
あいちフィナンシャルグループは、銀行業務を中心に、証券業務、信託契約代理業務、リース業務など多岐にわたる金融サービスを提供している企業グループです。同社グループは、あいちフィナンシャルグループ及びその連結子会社9社で構成されています。主な事業内容として、愛知銀行及び中京銀行が預金業務、貸出業務、内外為替業務、投資信託及び生命保険商品の窓口販売業務を行っており、地域金融機関として高度な金融サービスを提供しています。
証券業務では、商品有価証券の売買や投資、社債の受託及び登録、証券仲介などを手がけています。信託契約代理業務においては、公益信託や特定贈与信託、土地・動産設備信託、年金信託、証券信託などを展開しています。リース業務は、愛銀リース株式会社が担当しています。
その他の事業として、愛銀ビジネスサービス株式会社が事務代行業務、愛銀ディーシーカードがクレジットカード業務、愛銀コンピュータサービス株式会社が電算機による業務処理、愛知キャピタルが投資事業有限責任組合の組成運営、中京カードがクレジットカード及び信用保証業務、中京ファイナンスが集金代行業務を提供しています。これらの事業を通じて、あいちフィナンシャルグループは幅広い金融ニーズに応えるサービスを展開しています。
経営方針
あいちフィナンシャルグループは、2022年10月3日に愛知銀行と中京銀行の完全親会社として設立されました。同社は、「金融サービスを通じ、地域社会の繁栄に貢献する」という経営ビジョンのもと、「愛知県No.1の地域金融グループ」を目指しています。2022年10月から2025年3月までの「第1次中期経営計画」に取り組んでおり、その目標として貸出金利息360億円、役務収益160億円、うちソリューション関連手数料39億円を掲げています。
中期経営計画では、「Speed, Fusion & Chemistry」をテーマに、合併新銀行のスタートダッシュに向けた準備期間と位置づけています。2025年4月から2028年3月の「第2次中期経営計画」ではシナジー効果の早期発現を、2028年4月から2031年3月の「第3次中期経営計画」では合併シナジーの最大化を目指しています。
重点戦略としては、コンサルティング・ソリューション型ビジネスモデルへの完全移行準備、新ビジネスモデルに求められる人財像への社員の大規模シフト、経営の効率化によるシナジー早期発現、そしてプロジェクト「6」FG設立後6か月間の集中PMI6施策に取り組んでいます。これらの戦略を通じて、お客様にダイナミックな進化を体験していただけるコンサルティング・ソリューション型ビジネスモデルの準備完了、新しい社員像の確立と必要人財像の創出・育成完了、合併後のシナジー発現に向けた主要KPIの着実な達成を目指しています。