西部電機【6144】 スタンダード(内国株式)

搬送機械、産業機械、精密機械の製造販売とアフターサービス、機械機器部品・立体駐車装置の販売、営繕工事を展開。

西部電機【6144】 スタンダード(内国株式)

搬送機械、産業機械、精密機械の製造販売とアフターサービス、機械機器部品・立体駐車装置の販売、営繕工事を展開。

事業内容

西部電機は、搬送機械、産業機械、精密機械の製造販売及びアフターサービス、さらに機械機器部品や立体駐車装置の販売、営繕工事を手掛ける多角的な事業を展開しています。同社グループは、西部電機とその子会社3社で構成されており、各セグメントで密接に連携しています。

搬送機械事業では、西部電機が製造販売を行い、子会社の西電興産株式会社が販売を担当。また、原材料の一部を西電興産から調達し、西部ペイント株式会社が製品の塗装を行っています。産業機械事業も同様に、西部電機が製造販売を主導し、西電興産が販売と一部原材料の調達を、西部ペイントが塗装をそれぞれ担当しています。

精密機械事業においては、西部電機とその子会社である西部ハイテック株式会社が製造販売を行い、西電興産が販売と原材料の一部調達を、西部ペイントが塗装を担っています。このセグメントでも、主要株主である安川電機株式会社への設備納入が行われています。

その他の事業では、西電興産が機械機器部品や立体駐車装置の販売、営繕工事を主に手掛けています。これらの事業を通じて、西部電機グループは幅広い産業分野に対応する製品とサービスを提供し、顧客の多様なニーズに応えています。

経営方針

西部電機は、技術の本質を探求し、世界に貢献することを企業理念としています。同社は、超精密技術とメカトロメーションの追求を製品政策の基本とし、顧客のニーズに応えるユニークな製品作りと完璧な製品・メンテナンスサービスの提供を目指しています。市況に左右されない健全な経営基盤の確立を目指し、提案型営業の積極的展開、オンリーワン製品・システムの迅速な開発、サービス体制の強化、コスト削減に注力しています。

2023年度の経営方針では、受注の確保、コスト削減、品質向上を重点項目として掲げています。これらを達成するために、顧客第一の営業展開、既存顧客との1対1マーケティング、成長市場への新規開拓、海外技術・販売提携先との連携強化、国内外サービスの強化、経費削減、標準化・共通化の徹底、予知管理による社内不良の撲滅、売れる製品・システムの迅速な開発、次世代主力製品の開発に取り組んでいます。

経営指標としては、ROE(自己資本利益率)、経常利益率、自己資本比率を主たる指標とし、キャッシュフローの重視しています。中長期的な経営戦略としては、製品力の向上と販売力の強化による受注・売上の拡大、コストダウンや経費削減に一層注力し、連結ベースでの安定成長及び収益確保を目指しています。

中期経営計画「チャレンジ280」では、危機感、決断、スピードを念頭に、変化に対応し受注・売上を拡大し、市場競争を勝ち抜くことを目標としています。また、ESG(環境・社会・ガバナンス)重要課題やSDGsへの取り組みを通じて、サステナブルな社会の実現と企業価値の向上、事業の継続的成長を図っています。