事業内容
ソディックは、複数の事業セグメントを通じて幅広い製品とサービスを提供しています。主要な事業セグメントには、工作機械事業、産業機械事業、食品機械事業、そしてその他の事業が含まれます。
工作機械事業では、放電加工機、細穴放電加工機、マシニングセンタ、金属3Dプリンタ、放電加工機消耗品の開発、製造、販売を行っています。これらの製品は、ソディック自身やその関連会社によって国内外で製造されており、ソフトウェア開発も行っています。
産業機械事業では、射出成形機の開発、製造、販売を手掛けています。このセグメントも、ソディックとそのタイの子会社が中心となっています。
食品機械事業では、麺製造プラント、製麺機、包装米飯製造装置などの開発、製造、販売を行っており、中国の子会社が主に担当しています。
その他の事業としては、精密金型・精密成形事業、要素技術事業があります。精密金型やプラスチック成形品の設計、製造、販売、リニアモータ応用製品やセラミックス製品の開発、製造、販売を行っています。
これらの事業は、ソディック及びその国内外の子会社や関連会社によって支えられており、各事業が有機的に結合し、協生して事業の発展に寄与しています。ソディックは、これらの事業を通じて、多岐にわたる産業分野に対して高品質な製品とサービスを提供しています。
経営方針
ソディックは、長期経営計画「Next Stage 2026」を推進しており、2026年までに売上高1,250億円、営業利益170億円を目指しています。この計画では、技術革新への対応、自動化・省人化ラインナップの強化、放電加工機の競争力維持、成長市場での販売体制強化、金属3Dプリンタの販売・研究開発加速、精密マシニングセンタの販売強化、生産工場のマルチファクトリー化による生産体系の最適化など、多角的な施策を実施しています。
同社は、工作機械事業、産業機械事業、食品機械事業を主軸に、技術革新や自動化への対応、海外市場での売上高比率向上、軽金属射出成形機の拡販、IoT・AIを活用したソリューション力の強化などに注力しています。特に、工作機械事業では2026年に売上高76,000百万円、セグメント利益15,000百万円を目標に掲げ、産業機械事業では売上高24,000百万円、セグメント利益2,400百万円を目指しています。食品橥械事業も、売上高15,000百万円、セグメント利益2,000百万円の目標を設定しており、海外売上高比率の向上や製品開発、販路確立に力を入れています。
財務面では、ROE 8%以上(5年平均)、ネットキャッシュプラス、自己資本比率50%以上を目標に掲げ、株主還元にも注力しています。DOE 2%以上かつ総還元性向40%以上を目指し、サステナブルな成長と株主価値の向上を図っています。
ソディックは、これらの戦略を通じて、技術革新や市場ニーズの変化に柔軟に対応し、持続可能な成長を目指しています。