事業内容
旭ダイヤモンド工業及びそのグループ会社は、電子・半導体業界、輸送機器業界、機械業界、石材・建設業界を主なターゲットとして、ダイヤモンド工具(CBN工具及び砥石を含む)の製造・販売を行っている単一セグメントの企業です。同社グループは、国内外において幅広い地域へ製品を供給しており、その製品は主に日本、アジア・オセアニア、欧州、北米地域に販売されています。
国内では、山梨旭ダイヤモンド工業が同社へ製品を供給し、是村旭ダイヤモンド工業が主に日本及びアジア・オセアニア地域への販売を担当しています。海外では、旭ダイヤモンドインダストリアルヨーロッパSASが欧州地域へ、台湾鑽石工業股份有限公司、上海旭匯金剛石工業有限公司、P.T.旭ダイヤモンドインダストリアルインドネシア、旭ダイヤモンドタイランドCO.,LTD.がアジア・オセアニア地域へ製品を販売しています。
また、旭ダイヤモンドアメリカ,Inc.は北米地域へ、旭ダイヤモンドデメキシコ,S.A.デC.V.は中米地域へ、旭ダイヤモンドインダストリアルドイツGmbHと旭ダイヤモンドインダストリアルスカンジナビアABは欧州地域へ、旭ダイヤモンドインダストリアルオーストラリアPty.,Ltd.と旭ダイヤモンドインダストリアルマレーシアSDN.BHD.はアジア・オセアニア地域への販売サポート業務を行っています。さらに、関連会社である新韓ダイヤモンド工業株式会社もアジア・オセアニア地域へ販売しています。これらの活動を通じて、旭ダイヤモンド工業グループはグローバルな市場でのプレゼンスを確立しています。
経営方針
旭ダイヤモンド工業及びそのグループ会社は、経営理念「モノづくりをもっと面白く」のもと、技術の進化に伴う困難な問題に取り組み、社会の発展に貢献しています。同社は、「唯一無二」「永続的な成長」「働きがい」を目指し、「Challenge」「Customer」「Cooperation」「Character」「Speed」を行動指針として掲げています。
中期経営計画「中期経営計画2025」を策定し、2030年に向けたビジョン「VISION2030」をもとに、グローバルニッチトップメーカーを目指す成長戦略を推進しています。この計画では、電子・半導体業界向け工具への注力、経営基盤の強化、リソースの最適化を3つの重点テーマとしています。
電子・半導体セグメントでは、経営資源を集中させ、収益性の高い製品の生産体制を整備し、特にパワー半導体用SiC加工製品やSiウェーハ向け超微粒次世代ホイールの開発に力を入れています。経営基盤の強化においては、業務効率化に資するシステムや人材投資を進め、組織力の向上を目指しています。また、リソースの最適化を通じて、グループ内の事業領域整理や製造販売拠点の再編を進め、内外の最適な連携を図っています。
これらの戦略を通じて、旭ダイヤモンド工業グループは、グローバル市場での持続的な成長と高収益を目指しています。