事業内容
小池酸素工業とそのグループ企業(子会社21社、関連会社23社)は、機械装置、高圧ガス、溶接機材の製造、仕入れ、販売を主な事業としています。このグループは、中大型切断機の製造と販売を小池酸素工業が行い、その一部を子会社の㈱コイケテックに委託しています。また、米国、韓国、中国、欧州においては、それぞれの地域の子会社が部品供給を受けて製造および販売を担当しています。
ガス自動切断機とガス溶断器具に関しては、小池酸素工業が製造と販売を行い、中国では子会社がこれらの製品の製造と販売を手掛けています。溶接機械についても、小池酸素工業と子会社㈱コイケテックが製造を行い、子会社コイケアロンソン㈱も製造および販売をしています。
高圧ガスセグメントでは、工業用・医療用ガスの製造、仕入れ、販売を小池酸素工業が行っており、酸素、窒素、アルゴンなどのガスは関連会社を通じて製造されています。また、医療機器に関しては、小池酸素工業が販売を担当し、子会社が製造を行っています。
溶接機材セグメントでは、溶接棒、電気溶接機、安全保護具などの販売を小池酸素工業が行い、一部の商品は関連会社を通じて仕入れています。これらの製品は、子会社や関連会社を通じても販売されています。
以上のように、小池酸素工業グループは、機械装置、高圧ガス、溶接機材の各セグメントを通じて、幅広い製品とサービスを提供しています。
経営方針
小池酸素工業とそのグループ企業は、ガス・溶接・切断の総合製造・販売会社として、顧客の満足と信頼を獲得することを経営理念に掲げています。同社は、株主、顧客、取引先、従業員などのステークホルダーに価値を提供し続けるために、新しい技術の開発と人と技術と環境の調和を目指しています。
中期経営計画「POST100&NEXT100 TRY-2023」では、世界市場での顧客満足の実現、すべての社員が活躍できる働き方改革の実現、持続的成長に向けた経営体制の強化を主要課題として掲げています。これらの課題に対して、魅力ある製品・サービスの供給、顧客利益向上への貢献、顧客サービスの高度化、プロフェッショナル人材の育成、成果主義に基づく評価制度の浸透と向上、働きやすい職場環境の醸成、ESG課題への積極的な取り組み、グループ一体経営の促進、収益力の強化などの具体的な施策を推進しています。
目標とする経営指標としては、2024年3月期に連結売上高470億円、経常利益率6.0%、ROE4.5%を掲げ、企業価値の向上に努めています。経営環境においては、新型コロナウイルス感染症の影響や地政学的リスクに注視しつつ、新技術・新製品の開発やグループ会社との連携を強化しています。
小池酸素工業グループは、機械装置、高圧ガス、溶接機材の製造・販売を通じて、幅広い製品とサービスを提供し、持続的な成長を目指しています。