事業内容
FUJIグループは、FUJIおよび子会社16社で構成されており、電子部品実装ロボットや工作機械の製造販売を主な事業としています。事業セグメントは大きく分けて「ロボットソリューション」「マシンツール」「その他」の3つに分類されます。
「ロボットソリューション」セグメントでは、電子部品実装ロボットや半導体製造装置を提供しており、この分野ではFUJIをはじめ、㈱アドテック富士、㈱エデックリンセイシステム、ファスフォードテクノロジ㈱などが活動しています。また、国際的にはフジ アメリカ コーポレイションやフジ ヨーロッパ コーポレイション ゲーエムベーハーなどが存在します。
「マシンツール」セグメントでは、工作機械を中心に事業を展開しており、FUJIや㈱アドテック富士、フジ マシン アメリカ コーポレイション、昆山之富士機械製造有限公司などが製品を提供しています。
「その他」セグメントでは、制御機器、電子機器、画像処理開発などの技術を提供しており、㈱アドテック富士、㈱エデックリンセイシステム、FUJIリニア㈱がこの分野での主要な活動を行っています。
これらのセグメントを通じて、FUJIグループは幅広い産業分野に対して高度な技術と製品を提供し、グローバルな事業展開を進めています。
経営方針
FUJIグループは、ロボティクスと自動化技術を核とし、製造、介護、物流などの分野で革新的な商品とサービスを提供することを経営方針としています。同社は、社会に新しい価値を創造し、サステナブルで心豊かな社会の実現を目指しています。そのために、地球環境と人々の幸福に貢献する商品・サービスの提供、事業成長によるステークホルダーへの適切な還元、法令遵守を超えた高い道徳心を持った企業であることを重視しています。
ビジョンとしては、「半導体後工程チェーンにおけるFAブランドとして業界No.1へ」を掲げており、半導体後工程市場の拡大に伴い、マウンターやダイボンダーを中心とした自動化ソリューションの提供を通じて、業界トップの地位を確立することを目指しています。
成長戦略としては、ロボット技術を活用した未来の創造を基本に、新しい価値の創造に挑戦し続けることを掲げています。具体的には、デジタル技術を活用した事業戦略の推進、SDGsに根差した事業展開、旗艦機種の市場浸透、コストの徹底追求による利益体質の改善、健康経営の促進などが挙げられます。
2022年3月期を初年度とする3ヵ年の中期経営計画においては、営業利益を重視し、デジタル技術の活用拡大や無人化工場の実現、生産効率化などを推進しています。また、SDGs達成に向けた自動化への貢献や、介護ロボット・宅配ロッカーシステム・プラズマ装置などの製品市場投入を進めています。
FUJIグループは、これらの戦略を通じて、全てのステークホルダーと共に夢のある未来を創造することを目指しています。