芝浦機械【6104】 プライム(内国株式)

射出成形機、ダイカストマシン、工作機械、産業用ロボットなどの製造・販売、関連サービス提供。

芝浦機械【6104】 プライム(内国株式)

射出成形機、ダイカストマシン、工作機械、産業用ロボットなどの製造・販売、関連サービス提供。

事業内容

芝浦機械は、射出成形機、ダイカストマシン、押出成形機、工作機械、精密加工機、産業用ロボット、電子制御装置の製造・販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、芝浦機械と子会社21社、関連会社1社で構成され、各事業に関連する部品の供給やサービスも手がけています。

成形機セグメントでは、射出成形機や押出成形機を製造・販売しており、芝浦機械エンジニアリング㈱をはじめとする子会社が、販売・据付・修理・メンテナンスサービスを提供しています。また、ダイカストマシンに関しても、同様に製造・販売及びメンテナンスサービスを行っています。

工作機械セグメントでは、芝浦機械が工作機械の製造・販売・据付・修理・メンテナンスサービスを提供し、海外の子会社を通じて国際市場にもサービスを展開しています。

制御機械セグメントでは、産業用ロボットや電子制御装置の製造・販売を行っており、子会社の東栄電機㈱がサーボモータやCNC装置等を手がけています。

その他の事業として、子会社芝浦産業㈱が福利厚生事業や用度品納入を、芝浦セムテック㈱が下水道関連の計測機器の販売を行っています。

これらの事業を通じて、芝浦機械グループは幅広い産業分野に対して高品質な製品とサービスを提供し、グローバルな事業展開を進めています。

経営方針

芝浦機械は、顧客の価値最大化に貢献することを企業理念とし、法令遵守、社会規範・企業倫理の遵守を基本方針としています。また、地球環境保全や社会貢献、人権尊重などの社会的責任を果たし、企業価値の最大化を目指しています。

同社は、2024年3月期を目標年度とする中期経営計画「経営改革プラン」を推進中です。この計画では、組織再編を中核に、成長分野への投資推進、資本効率(ROE)の向上を目指した財務戦略の実行に取り組んでいます。目標としては、売上高1,800億円、営業利益150億円、経常利益145億円、親会社株主に帰属する当期純利益180億円を設定しています。

対処すべき課題としては、米中貿易摩擦やウクライナ情勢などの地政学リスク、サプライチェーンの混乱、部材・エネルギー価格の高騰が挙げられます。これらに対応するため、生産戦略では生産性の改善や生産能力の拡大、DX戦略の推進による高品質なモノづくりを目指しています。事業戦略では、「長期ビジョン2030」に基づき、エネルギー関連と生産性向上を軸に事業ポートフォリオを設定し、技術開発を推進しています。また、M&Aやアライアンスを活用した投資も進めています。

さらに、ISO9001、14001をベースとした品質・環境管理の徹底、人材育成、法令遵守、社会貢献などにも積極的に取り組み、持続可能な社会の実現と企業価値向上を目指しています。