事業内容
キャリアリンクは、多岐にわたる事業セグメントを持つ企業で、主に人材サービス事業を展開しています。この事業は、事務系人材サービス、製造系人材サービス、営業系人材サービス、そして自動車管理事業に大別されます。
事務系人材サービス事業では、BPO関連事業部門、CRM関連事業部門、一般事務事業部門の3つの部門があります。BPO関連事業部門では、地方自治体や企業の業務プロセスの一部を請け負う企画提案型の人材派遣や業務請負を行っています。CRM関連事業部門では、テレマーケティング業務やコンタクトセンターへの人材派遣、人材紹介を提供しています。一般事務事業部門では、人事、総務、経理業務などのデスクワークに関する人材派遣、請負、人材紹介を行っています。
製造系人材サービス事業は、食品加工部門と製造加工部門から構成され、それぞれの分野に特化した人材派遣、請負、人材紹介サービスを提供しています。この事業部では、業務スタート当初から労務管理者を配置し、顧客にとっての労務管理面やコスト面でのメリットを提案しています。
営業系人材サービス事業では、フィールドワークによる営業や販売促進活動、量販店での販売支援業務など、営業支援に関する人材派遣、請負、人材紹介を行っています。この事業は、2024年3月期期首よりBPO関連事業部門に統合される予定です。
自動車管理事業では、法人向けに自動車の運行管理からメンテナンス等の自動車管理に関する事業を展開しており、この事業セグメントは「その他」として区分されています。
キャリアリンクは、これらの事業を通じて、顧客のニーズに応じた多様な人材サービスを提供し、業務効率化やコスト削減を実現しています。
経営方針
キャリアリンクは、その企業理念「すべての人に働くよろこびを」のもと、社会に貢献することを使命としています。同社は、日本一親身な人材サービスカンパニーを目指し、求職者に多様な就業機会を提供することで、顧客のニーズに応えると同時に、求職者が希望を持てる人生を送れるよう支援しています。また、コンプライアンスと経営管理体制の強化にも注力し、企業価値の向上を目指しています。
中長期的な経営戦略として、キャリアリンクは地方自治体向け及び民間企業向けの企画提案型BPO案件を中心に業容を拡大しています。新規取引先の拡大と既存取引先でのシェア拡大、BPO事業者等からの受注量拡大に注力し、支店や営業所、BPOセンターなどの拠点網の充実と要員の増強を図っています。これにより、競争力の強化を目指しています。
さらに、ダイバーシティ&インクルージョンの推進、コーポレート・ガバナンスとリスク・レジリエンスの強化、気候変動への取り組みなど、社会的責任と社会的貢献にも力を入れています。これらの取り組みを通じて、キャリアリンクは持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指しています。
経営指標としては、売上高、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益及び自己資本当期純利益率(ROE)を重視しています。これらの指標を基に、グループ全体の資本コストを把握し、効率的な経営を行っています。
キャリアリンクは、事業展開を積極的に推進し、SDGsを含む企業としての社会的責任を果たし、持続可能な社会実現に貢献することを目指しています。