KeePer技研【6036】 プライム(内国株式)

キーパー製品等関連事業ではカーコーティング用ケミカルの開発・販売を行い、キーパーLABO運営事業では直営店舗でカーコーティングサービスを提供。

KeePer技研【6036】 プライム(内国株式)

キーパー製品等関連事業ではカーコーティング用ケミカルの開発・販売を行い、キーパーLABO運営事業では直営店舗でカーコーティングサービスを提供。

事業内容

同社は「日本に新しい洗車文化を」という理念のもと、車の美的事業を展開しています。主な事業セグメントは「キーパー製品等関連事業」と「キーパーLABO運営事業」です。これらの事業を通じて、カーコーティングや洗車サービスを提供し、車を美しく保つことを目的としています。

「キーパー製品等関連事業」では、カーコーティングのためのケミカル製品や道具、機械類の開発・製造・販売を行っています。特に「キーパーコーティング」は、車の塗装を保護し、長期間にわたって美しさを維持することを目的としています。この事業は、ガソリンスタンドやカーショップなどのアフターマーケットにおいても広く展開されており、技術研修を通じて施工技術の普及にも力を入れています。

「キーパーLABO運営事業」では、一般消費者向けに「カーコーティングと洗車の専門店」を運営しています。ここでは、専用のケミカルを使用した高品質なカーコーティングや手洗い洗車、車内清掃などのサービスを提供しています。また、消費者の嗜好や動向を直接把握することで、製品開発や販売戦略に役立てています。

同社のカーコーティングは、新車市場でも注目されており、カーメーカーやディーラーでの導入が進んでいます。特に「EXキーパー」は高価格帯の新車用コーティングとして人気を集めています。さらに、車以外の製品へのコーティングサービスも展開し、スマートフォン用のコーティングなど新たな市場を開拓しています。

このように、同社は高品質なカーコーティングと洗車サービスを通じて、車の美しさを追求し続けています。顧客満足と従業員満足を同時に実現することを目指し、技術力の向上とブランドの認知度向上に努めています。

経営方針

undefinedは、KeePerブランドの確立と普及を目指し、積極的な営業展開を推進しています。2025年6月期には、売上高245億円、営業利益70億円、経常利益69億5千万円、当期純利益48億円を見込んでおり、増収増益を目指しています。特に、キーパーLABO運営事業では、新店30店舗の開設を計画し、全国のキーパープロショップやカーディーラーへのサポートを強化しています。

新規出店に加え、既存店の改装も進めており、店舗のブース数を増設することで、顧客の利便性を向上させています。また、LABOアプリの開発や予約システムの改善、新POSシステムの導入を通じて、効率的な運営を目指しています。組織体制の強化と人材育成にも注力し、技術・知識を基盤としたサービスの向上を図っています。

キーパー製品等関連事業では、KeePerコーティングの需要拡大に伴い、導入店舗の増加と新規開拓を進めています。アフターマーケットでは、フレッシュキーパーの拡大を目指し、新車マーケットでは、スバル、トヨタ、ホンダ、三菱の新車販売店へのコーティング拡大を推進しています。さらに、車以外のコーティング市場にも進出し、家庭用品やモバイル向けのコーティング製品の拡充を図っています。

海外展開としては、2024年8月にシンガポールに初のKeePer LABOをオープンし、東南アジアを中心に市場拡大を目指しています。シンガポールでの成功を基に、他の東南アジア諸国への進出を計画しており、KeePerブランドの国際的な認知度向上を図っています。