事業内容
同社は、技術者派遣・請負業務を中心に事業を展開しており、主に「R&Dアウトソーシング事業」、「施工管理アウトソーシング事業」、「国内その他事業」、「海外事業」の4つのセグメントに分かれています。2024年6月30日現在、同社とその連結子会社28社で構成され、28,621人の技術者を擁しています。日本国内では26,054人の技術者が活動し、全国に227の営業・受託拠点を持ち、2,500社以上の顧客にサービスを提供しています。
R&Dアウトソーシング事業では、自動車、産業機械、情報通信機器、IT、半導体、エネルギー、医薬品、化学などの業界に対し、技術者派遣・請負業務を提供しています。主に株式会社テクノプロがこの分野を担い、社内カンパニー制を採用して、各技術領域に特化したサービスを展開しています。顧客数は2,064社にのぼり、22,654人の技術者を擁しています。
施工管理アウトソーシング事業は、株式会社テクノプロ・コンストラクションと株式会社トクオが運営しています。建設業界の大手ゼネコン・サブコンを顧客に、建築、土木、設備電気、プラント領域での施工管理業務を提供しています。顧客数は572社で、3,145人の技術者が活動しています。
国内その他事業では、人材紹介と技術者向け教育研修を行っています。人材紹介は、Boyd&Moore Executive Search株式会社とテクノブレーン株式会社が担当し、技術者の採用チャネルとしても活用されています。技術者向け教育研修は、ピーシーアシスト株式会社が運営するWinスクールで提供されています。
海外事業では、中国、シンガポール、インド、英国を拠点に技術アウトソーシングと人材紹介を行っています。特に、Helius Technologies Pte LtdやOrion Managed Services Limited、Robosoft Technologies Private Limitedを買収し、現地顧客や日系企業に対するサービスを拡大しています。これにより、アジアや欧米諸国での事業展開を強化しています。
経営方針
undefinedは、技術者派遣業務を中心に、持続可能な成長を目指す中期経営計画「Evolution 2026」を推進しています。この計画は、デジタル技術の進化や労働市場の変化を背景に、技術者の育成と採用を強化し、企業価値の向上を図ることを目的としています。特に、技術者の質を重視した成長を目指し、デジタル技術に対応した人材育成やリスキリング力の強化を進めています。
同社は、コア事業である技術者派遣業務の進化を図り、ソリューション事業、技術者育成事業、DX推進事業の成長を目指しています。ソリューション事業では、デジタル技術を活用したサービスの提供を強化し、グローバル展開を視野に入れています。技術者育成事業では、企業向けの育成カリキュラムやコンテンツの外販を推進し、収益源の柱とすることを目指しています。
また、DX推進事業では、技術者のライフサイクルデータを活用し、タレントマネジメントシステムの進化を図っています。これにより、デジタルトランスフォーメーションを実現し、データ知見を活用した新たなビジネスモデルの構築を進めています。さらに、M&Aを積極的に活用し、国内外での事業拡大を図る方針です。
undefinedは、これらの戦略を通じて、技術者派遣業務の質を高め、持続可能な成長を実現することを目指しています。特に、デジタル技術の進化に対応した人材育成や、グローバルな事業展開を通じて、企業価値の向上を図ることを重視しています。