事業内容
三浦工業は、自社および連結子会社28社、持分法適用会社2社から成るグループで、ボイラ、ランドリー機器、関連機器の製造販売とメンテナンスを主な事業としています。事業内容は大きく分けて、国内機器販売、国内メンテナンス、国内ランドリー事業、海外機器販売、海外メンテナンスの5つのセグメントに区分されます。
国内機器販売事業では、蒸気ボイラや温水ボイラ、熱媒ボイラなどの各種ボイラ類、舶用補助ボイラ、バラスト水処理装置、舶用廃油焼却炉、蒸気駆動エアコンプレッサ、熱回収式電動エアコンプレッサ、未利用熱活用ヒートポンプなど、幅広い製品を提供しています。
国内メンテナンス事業では、有償保守管理契約、点検契約、舶用有償保守点検、有償メンテナンス、エネルギー管理システム、リースレンタル、各種部品の提供を行っています。
国内ランドリー事業では、連続式洗濯機、脱水機、小型から特殊大型までの洗濯機、乾燥機、コインランドリー向け機器、ドライ機、アイロナー、フォルダー、仕上げ機、包装機、搬送システムなど、ランドリー関連の幅広い製品とサービスを提供しています。
海外機器販売事業と海外メンテナンス事業では、国内事業と同様の製品・サービスを世界各国で展開しており、蒸気ボイラ、温水ボイラ、熱媒ボイラ、廃熱ボイラ、排ガスボイラ、蒸気駆動エアコンプレッサ、軟水装置、ボイラ用薬品、ボイラ水処理システム、蒸気滅菌器、真空冷却機、真空解凍装置などの製品を提供し、有償保守管理契約、点検契約、有償メンテナンス、各種部品の提供を通じて、グローバルに事業を展開しています。
経営方針
三浦工業は、熱・水・環境の分野で社会に貢献することを企業理念として掲げ、エネルギーの有効利用や環境関連分野での製品・サービス提供を通じて、世界中の顧客に価値を提供しています。同社は、スーパーメンテナンス会社を目指し、国内外での事業拡大と収益力の向上に努めています。具体的には、国内では独自技術によるトータルソリューションの提供を進化させ、海外では省エネルギーと環境保全の提案を通じて事業基盤を強化しています。また、新製品の開発や品質の追求にも注力し、企業ブランドの浸透を図っています。
中期経営計画では、中長期的な企業価値向上を目指し、ESG経営への取り組みや働き方改革、IT技術の活用による生産性向上など、グループの成長基盤を強化する方針です。これらの取り組みは、ローリング方式による毎年の見直しを通じて、事業環境の変化に柔軟に対応しています。
さらに、同社はグローバル化の推進、テクノサービスを通じた世界のベストパートナー企業を目指すこと、そして社員の潜在能力を最大限に発揮できる職場作りを目指しています。これらの経営指針は、同社が直面する経済環境の不透明さや新型コロナウイルス感染症の影響など、外部環境の変化に対応しながら、持続的な成長と収益性の向上を目指すためのものです。
三浦工業は、新製品・新サービスの開発、海外での日本のビジネスモデル展開、トータルソリューションによる事業拡大、働き方改革への取り組みなど、多角的な戦略を通じて、企業価値の最大化と社会的責任の達成を目指しています。