高砂熱学工業【1969】 プライム(内国株式)

空調設備の設計・施工、設備の保守メンテナンス、空調機器の製造・販売、クリーンルーム関連機器の製造・販売を展開。

高砂熱学工業【1969】 プライム(内国株式)

空調設備の設計・施工、設備の保守メンテナンス、空調機器の製造・販売、クリーンルーム関連機器の製造・販売を展開。

事業内容

高砂熱学工業とそのグループ企業は、設備工事事業と設備機器の製造・販売事業を主軸に展開しています。同社は特に空調設備の技術に強みを持ち、その設計から施工までを手掛けています。また、連結子会社であるTMES㈱や㈱丸誠サービスは、設備の保守メンテナンスや総合管理を提供し、㈱清田工業は空調・衛生工事の調査から設計、監理、施工までを行っています。海外では、高砂建築工程(中国)有限公司やタカサゴシンガポール Pte. Ltd.など複数の子会社が空調設備の設計・施工を行い、高砂熱学工業はこれらの子会社に技術支援を提供しています。

設備機器の製造・販売事業においては、日本ピーマック㈱が空調機器等の設計・製造・販売を手掛けています。これにより、同社グループは設備工事から機器の提供まで、幅広いニーズに対応する体制を整えています。

さらに、グループ企業のヒューコス㈱は保険代理店業を行っており、同社グループの事業範囲は設備関連の技術やサービスに留まらず、顧客の多様な要望に応えるためのサービスも提供しています。これらの事業展開により、高砂熱学工業グループは設備関連の総合的なソリューションプロバイダーとしての地位を確立しています。

経営方針

高砂熱学工業とそのグループ企業は、現代の事業環境の劇的な変化に対応するため、持続的な成長と付加価値の創出を目指しています。同社は、社是「人の和と創意で社会に貢献」を基に、パーパスを「環境革新で、地球の未来をきりひらく」と定義し、長期ビジョン2040「Create our PLANET, Create our FUTURE」を策定しました。このビジョンでは、空調技術を核に、環境創造の事業領域を拡大し、社員一人ひとりが環境クリエイターとして挑戦を続ける企業像を目指しています。

同社は、空調設備事業を中心に、建設事業、設備保守・管理事業、カーボンニュートラル事業、環境機器製造・販売事業の4つのドメインをDXで連携し、変革を進めています。中期経営計画2026「Step for the FUTURE」では、コア事業による収益基盤の強化と成長投資に注力。その後、海外事業の拡大や新たな付加価値の創出、カーボンニュートラル事業の収益化を目指し、最終的には新たな事業セグメントの確立を通じて、2040年度に経常利益400億円以上を目標に掲げています。

この戦略は、資機材不足、為替影響、人手不足などの現代の課題に対応し、2050年カーボンニュートラル宣言に基づく脱炭素社会の実現に貢献することを目指しています。高砂熱学工業グループは、これらの取り組みを通じて、持続可能な成長と中長期的な企業価値の向上を図っていく方針です。