事業内容
エイチワンは、自動車部品の製造及び販売を主たる業務としている企業グループです。同社グループは、エイチワンを含む連結子会社14社と持分法適用会社3社で構成されており、国内外で幅広い事業を展開しています。また、本田技研工業株式会社とは継続的で緊密な事業上の関係にあります。
事業セグメントは、地域別に「日本」「北米」「中国」「アジア・大洋州」の4つに分類されています。日本では、エイチワンが自動車部品の製造及び販売を行っています。北米では、ケー・ティ・エイチ・パーツインダストリーズ・インコーポレーテッドなど複数の子会社が自動車部品の製造及び販売を手掛けています。中国では、広州愛機汽車配件有限公司や武漢愛機汽車配件有限公司などが同様の事業を展開。アジア・大洋州では、エイチワン・パーツ(タイランド)カンパニー・リミテッドやエイチワン・インディア・プライベート・リミテッドなどが活動しています。
持分法適用会社には、北米のジーワン・オート・パーツ・デ・メキシコ・エス・エー・デ・シー・ブイ、中国の東風愛機汽車プレス部品有限公司、アジア・大洋州のシー・エヌ・シー・ディーテックス・カンパニー・リミテッドがあり、これらの会社も自動車部品の製造及び販売を行っています。
このように、エイチワングループは、国内外で多岐にわたる自動車部品の製造及び販売事業を展開しており、各地域での幅広い事業活動を通じて自動車産業を支えています。
経営方針
エイチワンは、自動車部品の製造及び販売を核とするグローバル企業グループです。同社は、「世界に貢献する企業に向かって『尊重 信頼 挑戦』そこから生まれる夢の実現」という経営理念のもと、多様な文化や価値観を持つ国際社会と協調・協力しながら社会ニーズに応え、先進的な加工技術への挑戦を通じて、期待を超える魅力あふれる自動車フレームを提供し、世界中から信頼される企業を目指しています。
同社グループは、2030年を最終年とする長期ビジョン「2030年VISION」を策定し、「Be a Value Creator(価値創造者になる)」をスローガンに掲げています。このビジョンの実現に向け、2023年度を初年度とする第7次中期事業計画を推進しており、サステナビリティ強化、品質高位安定化、収益基盤の強化、開発/生産技術の競争力強化、事業領域の拡大、人材開発の強化などを重点施策としています。
これらの施策は、自動車業界の変革期における新しい顧客ニーズに応え、環境規制の強化やCASE(Connectivity、Autonomous driving、Sharing、Electric drive systems)、MaaS(Mobility as a Service)の拡大などの業界動向を踏まえたものです。エイチワンは、これらの施策を通じて、持続可能な経営基盤の強化と社会と共有する価値の創造を目指し、企業価値の向上と持続的な成長を追求しています。また、ESGの取り組みと価値創造文化の醸成を基盤に、既存事業の強化と新商品の開発に努め、新たな価値を生み出すことで社会に貢献していく方針です。