事業内容
東プレは、プレス関連製品、定温物流関連製品、空調機器、電子機器の製造・販売を主軸に事業を展開している企業です。同社グループは、東プレを含む19社(連結子会社14社、非連結子会社4社)と関連会社2社で構成されています。
プレス関連製品事業では、自動車部品のプレス部品とプレス部品用金型の製造・販売を行っています。国内では、東プレ九州、東プレ東海、三池工業が製造を担当し、東プレが販売を行っています。海外では、Topre America Corporation、Topre Autoparts Mexico、東普雷(佛山)汽車部件有限公司など複数の子会社が製造・販売を手掛けています。
定温物流関連事業では、冷凍・冷蔵車の製造を東プレが行い、トプレックを通じて販売しています。また、冷凍輸送は連結子会社の東邦興産が担当しています。
その他の事業として、空調機器(バブコン、クリーンルーム用機器、送風機、住宅用換気システム)と電子機器の製造・販売を東プレが行っています。これらの製品やサービスは、自動車産業や物流業界、さらには一般消費者向け市場にも提供されており、幅広いニーズに応える事業展開をしています。
東プレグループは、これらの事業を通じて、製造から販売、物流、研究開発に至るまで、一貫したサービスを提供しています。
経営方針
東プレは、技術力の向上と社会への貢献を目指し、2021年度から2023年度を対象とした中期経営計画を推進しています。同社は、お客様の課題解決を目的とした製品・サービスの創出に注力し、持続的な成長を目指しています。この計画の下、東プレは「ものづくり」の価値観を追求し、開発体制の強化、技術力の向上、品質の維持向上を図ります。また、新しい業務・組織体制の構築や、世界で活躍できる人材の育成にも力を入れています。
経営環境の変化に対応するため、東プレは自動車業界や冷凍車業界のニーズに応える製品開発に注力しています。特に、車両の電動化や環境問題への対応を重視し、技術力の向上を図っています。さらに、空調機器や電子機器の業界においても、高付加価値製品の開発や販売拡大に努めています。
事業上及び財務上の課題に対しては、コア技術の開発、コスト低減、生産体制の強化を進めています。プレス関連製品事業では、軽量化ニーズに応える技術の強化、定温物流関連事業では、社会の課題や顧客ニーズに対応した商品の提供に取り組んでいます。また、空調機器部門では、高付加価値換気システムの拡販や、電子機器部門では「REALFORCE」ブランドの強化を目指しています。
経営指標としては、「売上」、「営業利益率」、そして「自己資本比率」を重視し、事業の健全性を維持しています。これらの戦略と取り組みを通じて、東プレは社会から必要とされる企業を目指し、持続可能な成長を追求しています。