事業内容
ヤマトグループは、ヤマト及び子会社11社、関連会社1社で構成され、建設工事業を中心に幅広い事業を展開しています。主な事業内容としては、建築・土木、空調・衛生、電気・通信、水処理プラント、冷凍・冷蔵に関する工事の設計、監理、施工及びこれらに関連する事業が挙げられます。また、修理工事や維持管理業務も手掛けており、大和メンテナンス株式会社や株式会社埼玉ヤマトがこれにあたります。
電気設備工事に関しては、株式会社ヤマト・イズミテクノスが設計、監理、施工を行っています。事務処理業務は、大和ビジネスサービス株式会社が担当していましたが、2023年3月20日に解散し、ヤマトが業務を引き継ぐこととなりました。
水力発電装置の維持管理や電力の売却業務は、箱島湧水発電PFI株式会社が行っています。鉄骨の設計、加工、建築施工は株式会社大塚製作所が、内装工事は株式会社テンダーがそれぞれ担当。空調衛生設備工事の設計、施工、保守、点検は株式会社サイエイヤマトが手掛けています。
土木と建築の総合企画設計監理は日新設計株式会社が、電気工事や電気通信工事は株式会社スズデンが行っており、土木工事業に関しては上毛建設株式会社が関わっています。不動産管理業としては、道の駅まえばし赤城の企画、設計、建設、運営業務を株式会社ロードステーション前橋上武が担当しています。これらの事業を通じて、ヤマトグループは多岐にわたるサービスを提供しています。
経営方針
ヤマトグループは、建設業を中心に多岐にわたる事業を展開している企業です。同社は、顧客価値の向上を追求し、技術とものづくりの力を高めることで業界最高を目指し、地域社会の発展に貢献することを基本方針としています。経済の見通しや建設業界の動向を踏まえ、2024年3月期を初年度とする3年間の中期経営計画を策定しました。この計画では、コア事業の強化・拡大、グリーンイノベーションの推進、経営基盤の強化・地域貢献の3点を成長戦略として掲げています。
コア事業の強化・拡大では、品質向上、ものづくり体制の確保・強化、競争の強化、顧客の拡大を目指します。グリーンイノベーションの推進では、資源の有効活用、省エネルギーの強化、再生可能エネルギーの拡大に取り組みます。経営基盤の強化・地域貢献では、人的資本投資とDX、ガバナンスの強化を通じて、エッセンシャル企業として地域に貢献することを目指します。
また、同社はSDGsにも積極的に取り組んでおり、「建設プロダクト」というコンセプトを掲げ、社会的課題の解決や気候変動への取り組みを通じて持続可能な地域社会づくりに貢献しています。中期経営計画とSDGs行動宣言の詳細は、ヤマトのホームページで公開されています。
このように、ヤマトグループは、コア事業の強化、環境への配慮、経営基盤の強化を軸に、持続可能な成長を目指しています。同社は、これらの戦略を通じて、地域社会の発展に貢献し、企業価値の向上を図ることを目標としています。