事業内容
テクノ菱和及びそのグループ会社は、空調衛生設備技術を中心に、設備工事の設計・施工から冷熱機器の販売、修理・サービス、リフォーム工事、さらには関連する研究活動に至るまで、幅広い事業を展開しています。具体的には、テクノ菱和が大型空調衛生設備工事の設計・施工を手掛ける一方で、子会社4社(東京ダイヤエアコン株式会社、菱和エアコン株式会社、株式会社アール・デザインワークス、PT.TECHNO RYOWA ENGINEERING)は、小型空調衛生設備工事の設計・施工を担当しています。
また、子会社の松浦電機システム株式会社は電気設備工事の設計・施工を、テクノ菱和は三菱重工業株式会社の代理店として冷熱機器を仕入れ、これを子会社4社に販売し、設備工事に使用しています。さらに、テクノ菱和は太陽光発電施設の建設やマンションの建設・賃貸事業も手がけており、子会社の菱和エアコン株式会社はマンション賃貸事業、株式会社ダイヤランドは損害保険代理業、KYODO TECHNO MYANMAR CO., LTD.は建設資材の製造・販売業を行っています。これらの事業を通じて、テクノ菱和グループは多角的なビジネスモデルを構築しています。
経営方針
テクノ菱和及びそのグループ会社は、環境にやさしい生活空間の創造を目指し、環境エンジニアリングを中核事業として位置づけています。同社は、空気と水のテクノロジーを駆使し、地球環境保全に貢献する活動を行いながら、CSRを重視した経営を実践しています。2023年度までの中長期経営ビジョンとして「中長期経営ビジョン2023」を策定し、2021年4月から2024年3月までの中期3か年事業計画を立てています。この計画では、激化する競争環境への対応、働き方改革の推進、ESGへの取り組みの深化、環境ビジネスへの挑戦、海外事業の足場固めを基本方針として掲げています。
具体的には、医薬品・食品・電子デバイス関連の産業設備を中心にバランスのとれた受注を推進し、技術の継承による設計・積算・施工技術の向上を図っています。また、DXを推進し業務の効率化を進めることで生産性と競争力の向上を目指し、誰もが生き生きと働ける職場の実現を目指しています。さらに、低炭素社会の実現、脱フロン、グリーン調達などの環境への取り組みを深化させ、新たな環境ビジネスへの挑戦も始めています。海外事業においては、コロナ禍の先を見通し、既存エリアでの収益性の向上と新規エリアの探索を行っています。
これらの戦略を通じて、テクノ菱和はサステナブルな社会の実現、長期的な企業価値の向上、そしてSDGsへの貢献を目指しています。