事業内容
古河機械金属は、多岐にわたる事業セグメントを持つ企業グループです。同社グループは、古河産機システムズ㈱を中核とする産業機械部門、古河ロックドリル㈱を中核とするロックドリル部門、古河ユニック㈱を中核とするユニック部門を含む機械事業、古河メタルリソース㈱を中核とする金属部門、古河電子㈱を中核とする電子部門、古河ケミカルズ㈱を中核とする化成品部門を含む素材事業、そして不動産事業を展開しています。
産業機械部門では、ポンプや破砕機、ベルトコンベヤなどの製造販売および工事請負を行っています。ロックドリル部門は、油圧ブレーカやトンネル工事用機械の製造販売を手掛けています。ユニック部門では、クレーンやキャリアの製造販売を行っています。
金属部門は、銅や金などの貴金属の供給と販売を、電子部門は高純度金属ヒ素や光学部品の製造販売を、化成品部門は硫酸や酸化チタンの製造販売をそれぞれ行っています。不動産部門では、賃貸や売買、仲介業務を展開しています。
さらに、運輸業や金属粉体事業、鋳物事業など、上記のセグメントに分類されない事業も手掛けており、これらは「その他の部門」として分類されています。これらの事業を通じて、古河機械金属は幅広い産業分野に対して製品とサービスを提供しています。
経営方針
古河機械金属は、創業以来の長い歴史を持ち、多角化した事業を展開している企業グループです。同社は、「2025年ビジョン『FURUKAWA Power & Passion 150』」を掲げ、創業150周年を迎える2025年度に向けて、連結営業利益150億円超の常態化を目指しています。このビジョン達成に向けた成長戦略として、CSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)の視点を織り込んだ「マーケティング経営」を核とし、社会インフラ整備や安全で環境に優しい豊かな社会の実現に貢献することで、社会価値と企業価値の両方を高めることを目指しています。
具体的な戦略としては、顧客ニーズに応える技術営業力の強化、市場ニーズに合致した製品・技術・サービスの開発、ニッチ製品への集中と差別化戦略によるカテゴリートップ化の推進、新たな市場・カテゴリーの開拓、そして社会基盤を支える製品・技術・サービスの進化による社会課題の解決に取り組んでいます。
また、機械事業の持続的拡大、人材基盤の拡充・強化、企業価値向上に資する投資の積極的推進、経営基盤の整備など、多面的なアプローチで成長を目指しています。これらの取り組みを通じて、古河機械金属は、持続可能な社会の実現に貢献し、全てのステークホルダーからの信頼を獲得し続けることを目標にしています。