住友金属鉱山【5713】 プライム(内国株式)

資源開発、非鉄金属製品の製造・販売、電池材料・機能性材料の製造・販売を主業とする。

住友金属鉱山【5713】 プライム(内国株式)

資源開発、非鉄金属製品の製造・販売、電池材料・機能性材料の製造・販売を主業とする。

事業内容

住友金属鉱山は、資源開発、非鉄金属製品の製造・販売、電池材料及び機能性材料の製造・販売を主軸に事業を展開しています。同社グループは、52の連結子会社と13の持分法適用会社を有し、幅広い分野で事業を行っています。

資源セグメントでは、国内外での非鉄金属資源の探査、開発、生産、販売を行っており、金銀鉱の採掘・販売や銅精鉱及びSX-EW法による銅の生産・販売などが含まれます。また、資源開発技術を基にした地質調査業や掘削技術を中心とした土木工事業も手掛けています。

製錬セグメントでは、銅、ニッケル、フェロニッケル、亜鉛等の製錬・販売のほか、金、銀、白金、パラジウム等の貴金属の製錬・販売を行っています。このセグメントには、金属加工業も含まれ、伸銅品等の製造・販売を行っています。

材料セグメントでは、電池材料として水酸化ニッケルやニッケル酸リチウム等の製造・販売を行い、機能性材料としては、粉体材料や結晶材料、パッケージ材料の製造・加工・販売を手掛けています。

その他の事業としては、エンジニアリング事業や環境保全設備・装置の設計・製造・施工、機械設備の設計・製作、建設業などがあります。これらの事業を通じて、住友金属鉱山は多岐にわたる分野で事業を展開し、幅広いニーズに応えています。

経営方針

住友金属鉱山は、長い歴史を持ち、多岐にわたる事業を展開している企業です。同社は、資源開発、非鉄金属製品の製造・販売、電池材料及び機能性材料の製造・販売を主軸に事業を行っており、その経営方針は「住友の事業精神」に基づいています。この精神は、社会的責務を果たし、時代の変化に臨機応変に対応することを重視しています。

同社の中期経営計画では、「変革への新たな挑戦」というテーマのもと、4つの主要な挑戦を掲げています。これらは、企業価値の拡大、コアビジネスの持続可能性向上、社会環境変化への適応、そして経営基盤の強化です。特に、電池材料の生産能力増強やケブラダ・ブランカ2銅鉱山開発プロジェクトの推進など、大型プロジェクトの推進に力を入れています。

また、同社は「世界の非鉄リーダー」という長期ビジョンを掲げ、資源の確保や非鉄金属、電池・機能性材料など高品質な商品の提供を通じて、成長性と持続性を拡大させることを目指しています。2030年に向けての取り組みとして、11個の「重要課題」を設定し、持続可能な開発目標(SDGs)との関連を強調しています。

「2021年中期経営計画」では、これらの戦略を具体化し、企業価値の一層の向上と新たな成長への挑戦を進めています。同社は、経営環境の変化を見極めながら、社会的要請に応え、基本戦略を着実に進めていく方針です。