事業内容
リニューアブル・ジャパンは、再生可能エネルギーに特化した事業を展開しています。同社の事業セグメントは、開発、EPC(設計/調達/建設)、資金調達・案件売却、アセットマネジメント(AM)、オペレーション&メンテナンス(O&M)、発電・売電に分かれており、これらを一貫して提供しています。
リニューアブル・ジャパンは、再生可能エネルギー発電所の開発から運営までを手掛け、自社で保有する発電所からの売電収入を得ると同時に、投資家を募り組成する私募ファンド等に売却し、AM業務及びO&M業務を受託するビジネスモデルを構築しています。また、2022年には日本再生可能エネルギーインフラ投資法人を連結子会社化し、その投資口の大部分を取得しました。
同社は、地域に根差した情報収集力を活かし、再生可能エネルギー発電所の開発案件の情報を収集。事業性の検討、開発コストの最適化、投資シミュレーション等を行い、プロジェクトの事業性を分析しています。EPC事業では、発電設備の設計から建設までを独自で行い、資金調達・案件売却では、プロジェクトボンドの発行を含む多様な手法による資金調達を実施しています。
AM業務では、SPCが保有する再生可能エネルギー発電所の管理運営や収支管理を行い、O&M業務では、発電所の運転開始後の管理運営を全国の地域拠点を活用して行っています。発電・売電事業では、固定価格買取制度(FIT制度)に基づく売電や、相対契約での売電事業を実施しており、安定した収益を見込んでいます。
経営方針
リニューアブル・ジャパンは、再生可能エネルギーの普及と持続可能な社会の実現を目指しています。同社は、太陽光発電を中心に、水力発電や風力発電の開発にも取り組んでおり、再生可能エネルギー発電所の開発から運営まで一貫して手掛けることで、クオリティの高い発電所の構築と安全な運営を実現しています。また、金融のノウハウを活かし、再生可能エネルギーの普及を推進し、地域社会の活性化にも貢献しています。
同社は、再生可能エネルギー事業の拡大を目指し、事業領域の拡大と循環モデルによる事業拡大を重点領域としています。具体的には、太陽光発電所の開発に加え、蓄電池の活用や海外での発電所開発・取得にも力を入れています。また、発電所の自社保有による安定収入と、一部売却による再投資資金の循環モデルを通じて、成長を加速させています。
さらに、固定買取価格制度(FIT制度)から市場価格に基づく売電(Non-FIT)への移行に対応し、発電所開発コストの低減や、地域との共存・共生を図りながら、財務体質の強化にも努めています。これらの取り組みを通じて、リニューアブル・ジャパンは、再生可能エネルギー市場の拡大とともに、持続可能な成長を目指しています。